暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
白夜の魔神
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ーボードは砲撃を受け爆発する。
 一文字はマシンで空に跳んだ。砲撃はその彼も狙う。
「よし、外すなよ」
 鋼鉄参謀は傍らでバズーカによる砲撃を続ける戦闘員達に対して言った。
 しかし一文字の乗るマシンは速かった。たちまち見えなくなってしまった。
「ムッ、何処へ行った!?」
 それを見て戦闘員達は周りを見回した。
「案ずるな、奴はすぐに姿を現わす」
 鋼鉄参謀は落ち着いた声で部下達に対して言った。
「そう、すぐにな」
 ニヤリ、と笑った。その時爆音が聞こえてきた。
「来たな」
 目の前にライダーが現われた。新サイクロン改に乗りこちらに向かって来る。
「よし、行くがいい怪人達よ!」
 鋼鉄参謀がそう叫ぶとその左右から怪人達が現われた。ショッカーの兄弟怪人であるシードラゴン三兄弟だ。
「イイーーーーーーチッ!」
 まずは一世が来た。二号ライダーはそれをマシンの上から見ていた。
「来たか」
 彼は怪人を見ながら呟いた。
 怪人は跳んだ。そして右手の二又の鞭を振るわんとする。
「フンッ!」
 二号はその鞭を掴んだ。そして横に投げた。
 マシンの機首を動かす。そして倒れ込む怪人に向かって突撃する。
 怪人は今起き上がってきたばかりだった。だがすぐにその手の鞭を振るわんとする。
 しかしライダーの方が速かった。新サイクロン改で体当たりを敢行した。
「イイーーーーーーーッ!」
 怪人は大きく後ろに吹き飛ばされた。そして雪原に叩き付けられ爆死した。
「トォッ!」
 ライダーはマシンから跳び降りた。そして空中で後ろに宙返りしつつ着地した。
「ニィーーーーーーチッ!」
 シードラゴン二世が来た。左手の銛をライダーに突き刺さんとする。
 しかしライダーはそれを横にかわした。そして怪人の懐に飛び込んだ。
 そしてパンチを連打する。最後には大きく投げ飛ばした。
「ニイーーーーーーッ!」
 こうして彼も爆死した。残った三世が二号と対峙する。
「さあ来い、怪人!」
 二号は身構えつつ怪人に対して叫んだ。
「ターーーーーーーツッ!」
 怪人は奇声を発するとそのまま突進した。そして左手の鋏でライダーの首を断ち切らんとする。
「そう来るか」
 二号ライダーはそれを見て言った。そして右の鞭も振るう。
「見切った!」
 ライダーはその鞭をかわした。そして怪人の後ろに回り込んだ。
「タッ!?」
 怪人は慌てて後ろを振り向こうとする。だが間に合わなかった。
「遅いっ!」
 ライダーは振り向いたその首に手刀を出した。
「ライダァーーーーチョーーーーーーップ!」
 それは怪人の首を直撃した。鈍い音がした。首の骨を叩き折られた怪人はその場に倒れ爆発した。
「ライダー、そこにたんですか」
 そこへ役もやって来た。
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