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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
故郷の味が恋しくて
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泣かした事にお怒りの様だ。
私は関係ないわね!

「へー、君ヤヨイちゃんって言うんだ!可愛い名前だねぇ!」
「あ!は、はい………」
でたよ…エロオヤジのナンパが…
お母様が居るのだから、少しは控えてほしいわね…
せめて、直ぐ側に居ない時にしなさいよ!

「あらお父様!私の名前だって可愛いですわよ!」
「うん。可愛いよマリーも…でも一番可愛い名前はビアンカだけどね!」
よし!ナイスな発言!
私が夫婦の間を取り持ってあげたわ!
「まぁ、ラブラブですわね!」
お母様も満足そう!

「落ち着いて下さい…僕等はヤヨイさんを、生贄に捧げる為に此処へ来たわけではありません!むしろ助けようと思ってる!」
さてさて…
混乱の拡大したこの状況を、収めようと奮闘するのは我が兄です。

「ほ、本当か…?」
「何だよぅ…疑うなよ!美女を助けるのは、イケメンの義務だろ!美女の居ないジパング人大勢の命より、美女一人の命を救う…それがイケメンの義務だ!お前もそのつもりなんだろ!?その他大勢の命を犠牲にして、この美女の命を優先するんだろ?」
しかしながら、混乱を増大させようとするのが我が父なのです。
「そ、それは……お、俺はジパングの民の命を犠牲にするつもりなどは…」
「アナタは黙ってて下さい!話がややこしくなる……この男の言う事は無視してくれ。この男以外の僕等は、誰の命も犠牲にしない!このジパングを救う為に来たんだ!」
お兄様の、苦労は続くよ何処までも!




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