GGO編
百三話 誘いの乱入者
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分呆れるか怒るかのどちらかだろう。そうして、リョウが黙っていると、突如アイリがガバッと顔を上げた。
「……止めないと!!」
「……は?」
言うが早いがアイリはメニューウィンドウを操作し出す。
「リョウ!速く準備しようよ!一刻も早く止めないと!」
「え、は?いやちょ……」
いやまぁ確かに止めないといけないのはその通りなのだが……
「いや、お前、信じるのか?今の突拍子もない殺人事件の話を?」
「嘘なの?」
「いや嘘じゃねぇけどよ!普通もうちょい疑わねぇか?お前……」
少し驚きつつ、リョウが言うと、アイリは少しだけ前を向き、俯いた。
「他の事ならまだ私も冷静だったかも……けど、もしそうやって迷ってる内に誰かが殺されちゃったら、それが私の友達だったら……それだけは……それだけは絶対、嘘でも本当でも嫌なの……」
「あ?」
後半の言葉が、呟くように小さく良く聞こえなかった。
そのためリョウは聞き返すがアイリはハッとしたように首を振る。
「あ……う、ううん!だって殺人事件なんでしょ!?なら早く止めなきゃ!迷ってる時間がもったいないよ!」
「あ、あぁ。まぁそうか……」
アイリに押され、リョウは曖昧に頷く。
「そんじゃまぁ……目標は死銃、目的は、そいつを倒す事……OK?」
「うん!倒そう……!一緒に……!」
妙な二人が、動き出していた。
BoB開始より 38分経過
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