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俺屍からネギま
関西呪術協会
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今回の趣旨は哲心の子供が高い魔力を秘めているちゅう事が知って貰えればええと思っとるし…関東への注意を促せればと思うたから、正式のはもっと先でええねん。大事なのは関西呪術協会が陣くんを認め、守る姿勢を見せる事…其れが外の敵にも内の敵にも…ウチらが一枚岩である事がよう分かるしな。」


外の敵…明治維新の後に、関東の同胞を殺し麻帆良の地を切り取った関東魔法協会やMM,そして関西呪術協会を裏切った近右衛門などの所謂、魔法使い…

内の敵…現在、関西呪術協会における関東魔法協会への保守的な態勢を不本意とし、逆に関東奪還・魔法使い討伐 を掲げ攻撃的な言動を行う集団で有り、関東周辺の者たちに多いが魔法使いや近右衛門を憎んでいる者,現体制つまり長である木乃実や木乃実の補佐役で大幹部の哲心をよく思っていない者(こちらは少数ではあるが…) 所謂、過激派…


外の敵はともかく内の敵は厄介な存在であるのは何処の組織でも同じである。何故なら外の敵とは違い表向きは味方である為に、誰が過激派かが分からない事が問題であり、また何人いるか分からない。感情面で過激派に入っている者が多く、木乃実や哲心らは常に彼らが異常な行動をしない様に観察・説得に苦心していた、その為か徐々に木乃実や哲心等を支持する者が増えてきた。
保守的な現体制も魔法使いや近右衛門に対し親しい感情など皆無であり、寧ろ激しい憎悪を持っていると過激派の者たちも知り始めたが故に現体制を支持し始めた。


二人は既に冷めてしまったお茶を啜っていると哲心が問いかけた。

「そう言えば木乃実様、青山んとこの詠春とは如何ですか?ずいぶん仲が宜しい様で何よりです。結婚為さるおつもりですか?」

「プッププーー!!ゴホッゴホゴホ…哲心はん、一体ナニいうてんねん。ウチはまだ花の女学生や結婚なんて早過ぎるわぁ〜」
予想外の言葉に木乃実はお茶を吹き出したが、直ぐに持ち直し努めて平静に返答を行う。


「そう恥ずかしがらなくても良いでしょう。詠春は京都神鳴流の青山宗家の血縁にて剣術に類稀なる才を持ち、性格も真面目で容姿も良い…向上心も有り現在の実力に驕ることなく修行に励んでいる様です。…良き婿となるでしょうな。」

「へへーっそやろそやろ、詠春はんたらな今度二人で一緒にカフェ〜しようって誘ってくれてんねん。その時の詠春はんたらな顔を赤くして恥ずかしそうにしてホンマカワイイ顔してたんやぁ〜。……etc」

詠春の話しになってから急に惚気だし、顔を赤くしながら詠春との甘酸っぱい内容の話しをし始め止まるつもりも無いようだ。
しかし、哲心はそんな木乃実を見て普通の恋する乙女だと安心し、微笑ましく思った。
学生でありながら関東魔法協会以外の日本術師の最大組織・関西呪術協会の長として周囲に弱い所を見せる訳に
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