開戦
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
そう言い残しまほさんは歩いていってしまった。
「一体なんだったのでしょう?」
「わかりません。でも大事な事だったのですよ。きっと。」
はやとさいかがそんな会話をしていた。
そしてさいかが言うように大事な事だった。
私にとっても、みほにとっても。
まほさんとの会話をした場所から少し歩いた所で私と他の仲間とはわかれた。
その際にみんなで約束をした。
「明日は絶対に勝つ。」と。
そして寮の前に着くとそこには深雪がいた。
「遅かったわね。梨華に頼みたいことがあるの。」
「頼みたいこと?どんなことなの。」
私はお姉ちゃんがなにを言うかわからなかった。
でも一つだけわかることがある。
私にはあまり良いことではないと。
「まほに会ったわよね。まほはみほを連れ戻して西住流の戦い方を強要するでしょう。」
「そんなことをするのですか?」
私は驚いてしまった。
まほさんがそんなことを考えているなんて。
「そこで梨華にみほを守ってほしいの。おねがい。」
お姉ちゃんが私に頭を下げてきた。
私はお姉ちゃんが頭を下げるのを始めてみたせいか断れなかった。
「うん、わかった。私に任せて。」
「ありがとう。私はヘリを待たせているから帰るわね。明日の練習試合頑張ってね。」
お姉ちゃんは最後に明日の事を応援してくれた。
私は負けることが出来ない。
仲間のためにも、自分の戦車道精神のためにも。
次の日はいつもより気温が高かった。
その為戦車の中も物凄い熱気に包まれていた。
「それでは修善寺女子高校対大洗女学園の練習試合を開始します。両校礼。」
「「「「お願いします。」」」」
審判の指示のもと両校の生徒が大きな声がで挨拶をした。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ