本編前
第四話
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、同格の他人。さらに名前やあだ名となれば、友人。だが、名前を呼び捨てとなれば、これはもう距離感的には相当近いものとなるだろう。あえて言うなら、家族や親友、恋人のような仲である。
だから、僕は基本的に女の子は『ちゃん』付けで呼んでいる。男は呼び捨てだが。
かれこれ、この世界に生まれて女性―――というには幼すぎるが―――を名前で呼ぶのは何度も経験したのだが、やはり、一番最初に名前を呼ぶときは、それなりに緊張するものだ。
だが、緊張してでも呼んだ甲斐があったのか、名前を呼ばれた二人としては、満足したらしい。満足げに微笑んでいた。
酷く世間の格差というものを感じさせてくれたが、友人が二人増えた月村邸のお茶会だった。
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