二人きりの家族
第2話 刹那の学校生活
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だ。
表面ツラはすまし顔で食事をとっているのだけどね。
それで一人寂しく昼食を済ませば、また授業が始まるまでのんびりと外を眺めている。
毎日そんな風にして過ごしている。
それが今日に限って(別に今日に限ったわけではないのだが)変にちょっかいをかけてくる奴がいた・・・・
「おう、頭のいい藤宮君は何を見ているのかね?」
「何を見ているのかね?」
しかも下っ端を引き連れて・・・・
こいつはクラスのガキ大将みたいな奴で、俺のことを妬んでいる男子No.1でもある。
直々俺にちょっかいを出してくるいい迷惑ものだ。
俺に友達ができない原因の一つでもある。
「何を見てるって、空を眺めてるだけだけど・・・・」
「ほーう。空を見て何が見えるのかね?」
「何が見えるのかね?」
正直に言う。
俺はこいつらが大嫌いで目茶苦茶ウザい。
「別に何も見えちゃいないさ。ただ空を眺めているだけだしさ」
俺はこいつらから離れたくてそう言って席を離れた。
だけどこいつらは何故かしつこくつきまとってくる。
ストーカーかよって思う。
「まぁ、待ちたまえ。少し話をしようじゃないか」
「話をしようじゃないか」
こう言ってくるときはだいたい話じゃないんだよな・・・・
「話ってなんだよ・・・・」
あえてのってはみるが・・・・
もう動作で分かった、俺を殴る気だ。
だけど、俺もタダではやられない。
つーかやられる気は一切ない!
ガキ大将の拳が迫ったところで俺はうまくかわし、首元に軽ーく手刀を入れる。
そして、下っ端も同じように突っ込んできたので、そのまま脚を伸ばしてカウンターキックを食らわせた。
もう分かりきっているので対処も楽なのだ。
だから次はこちらのターンだ。
俺はあるウルトラマンの構えをとる。
俺は特撮が好きで喧嘩になるといろんな構えを披露する。
今日はウルトラマンアグルV2だ。
左手を甲を上にして胸の前に、右手は腕を伸ばし挑発するかのような構えをとる。
どちらも指は力を抜いた曲げ方をしている。
そして、右手で来いよと挑発をする。
するとガキ大将は面白いように顔を真っ赤にして俺に襲いかかってきた。
だけど俺はそんなことお構いなしに胸に拳を3連?打ち込んだ。
これだけでは引かないので追撃としてジャンプして回し蹴りを顔に打ち込んだ。
まぁ、跳んでる時点でかなり威力はなくなっているがそれでも効果は覿面だろう。
これで、ガキ大将の処理は終わったので下っ端を殺るとしよう。
下っ端には助走をつけたパンチを一発食らわせただけで終わった。
それだけで伸びてしまったのだ。
「俺に喧嘩で勝とうなんざ2、3年早いぜ!」
そして俺はちょっと厨二病臭いけどか
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