暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0074話
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姿があった。アーチボルド・グリムズ。あのエルピス事件を引き起こした実行犯。正直、気に食わない。この男の姿、性格、気質。それら全てが気に食わない。すなわち、この男の存在自体が気に食わないのだ。

「貴方がローズの言ってた協力者ですか?」
「……ああ。今回はあちらからの依頼で協力する事になった。ただ、何に協力するのかは聞いてないから説明を頼む」
「分かりました。ユウキ君、説明をお願いします。私はそろそろ紅茶の時間ですので」
「了解しました。ではブリーフィングルームを使ってもよろしいでしょうか?」
「ええ、お願いします」
「では、アクセル大尉こちらへ」

 ユウキとカーラの案内でブリーフィングルームへと向かう。その途中、ユウキが話しかけてきた。

「アクセル大尉、アーチボルド少佐と何か因縁が?」
「そうそう、少佐に会った途端雰囲気が変わるんだもん。驚いたよ」

 ……気持ちは押し殺したつもりだったが、どうやら甘かったらしい。

「いや。……お前達2人は少佐がどのような人物か知ってるのか?」
「いえ。配属されたばかりですので」
「そうか。ならお前達もそのうち知る事になるだろうさ」
「……そうですか。あぁ、ブリーフィングルームはこちらです」

 ブリーフィングルームの中へと入ると、早速モニタを起動してどこかの基地を表示させる。

「ヒューストン基地です。今回の作戦の目的はここに配備されている新型、量産型ヒュッケバインMk-Uを奪取する事になります」

 あぁ、原作でもそういう話があったな。確かにあそこではアーチボルドが出てきて量産型ヒュッケバインMk-Uを奪っていった。だが、ユウキとカーラはいなかった筈だが。

「なるほど。目的は理解したが、機体を持ってきていない俺に何か手伝えるのか?」
「あ、機体に関してはこの艦に積んであるガーリオン・カスタムを使って構わないらしいよ。新型のブースト・ドライブとかいうのを積んでる奴で1機はアーチボルド少佐が乗るけど、もう1機はアクセル大尉に任せるみたい」
「ブースト・ドライブ?」
「なんでもどこかの企業から流れてきた技術で、かなり高い機動力を機体に与えるらしいね」
「カーラ、大尉に向かってその口の利き方は」

 気安いカーラの口調を咎めるユウキだが、シャドウミラー自体がそれ程厳格な組織じゃない。いや、正確にはやる事をきちんとやるのであれば、という大前提があるが。

「ユウキ少尉、気にするな。俺の所属していた部隊もそこまで厳しい組織じゃなかったからな。やる事をきちんとやるならそこまで堅苦しい態度を取る必要はないさ」
「……了解しました。大尉がそう言うのなら」

 恐らく不承不承だろうが頷くユウキ。

「さすが大尉、部下の心を掴むのが上手ですね」

 カ
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