暁 〜小説投稿サイト〜
チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
『金色の髪の少女との邂逅』
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「罠でも仕掛けてるんじゃないかい?」

「失敬な」

「アルフ 大丈夫だから」

「わかったよ……」

フェイトに宥められしぶしぶ部屋へと入るアルフ、


「さて まずは自己紹介からはじめようか 俺の名前は 黒帝 零」

「私は千歳と申します」

千歳はフェイト達にお茶を配りながら自己紹介をする。

「あ ありがとうございます」

ぎこちないが礼を言うフェイトと、

「…………」

黙りを決め込むアルフ。

フェイトは出された飲み物に口をつける。

「あ おいしい……」

だってそれ最高級の玉露だもん。

「それはなにより」

「こちらもいかがですか?」

千歳がお茶菓子を進める、

ちなみにお茶菓子は千歳お手製の豆大福とどら焼きです。

「いただきます」

出されたお茶菓子をもふもふと小さな口で頬張るフェイト。

「かわいいな(小動物みたいで……)」

ついつい口が緩み言ってしまう俺。

「ふぇ!?」

そのセリフに驚くフェイト。

「さて 君達に少し聞きたい事があるんだがいいかい?」

俺はできる限り威圧感を与えないように聞く。

「なんですか?」

「まず君達の目的を聞きたいな」

「私達の目的ですか?」

「あぁ 場合によってはコレを君達にあげてもいいよ」

俺は『王の財宝』から回収したジュエルシードを取り出す。

「ジュエルシード!?」

「アンタ!!」

アルフが殺気立つが、

「大人しくしなさい」

千歳がアルフに殺気を飛ばし抑える。

「ひっ!」

千歳が飛ばした殺気に怯むアルフ。

ユニゾンデバイスと化していようとも基となった存在が最上級の妖であり神獣である千歳の殺気は今は使い魔になっているとはいえ元獣のアルフには応えるものがあるのだろう。

「おちつけ」

俺はそんな千歳を宥める。

「はい」

俺が止めた事によりしゅんとなり尻尾などが下がる千歳。

「とりあえず俺に交戦の意思は無いよ」


「ならソレを渡してくれませんか?」

ジュエルシードを要求するフェイトだが、

「悪いがまずは君達の目的を教えてくれ」

俺はそれに答えず目的を聞く。

「………わかりました………」

「フェイト!?」

「私達じゃこの人達には勝てないよ」

どうやら戦闘における直感は中々に鋭いようだ……。

「うぅ〜」

彼女が納得しないのも無理はない、

見た目の年齢こそ主たるフェイトと若干の差はあれどそれでも子供が持つには強大すぎる力に猜疑心が芽生えるのは当然だろう。

「じゃあ聞かせてくれるかい?」

「はい……私達がジ
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