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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
『金色の髪の少女との邂逅』
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掻き消す、
この能力知っている人どれぐらいいるのかな?
かなりドマイナーな能力なんだよね。
零の右腕に触れた砲撃魔法はパキンッ!とガラスの砕けるかのような音をたてて消失する。
「物騒だね〜」
「いつの間に!? それよりもアルフは!?」
零が現れた事によって自身のパートナーの事を心配する少女。
「アルフ? さっきの狼か?」
俺は焦る少女に聞く、
「アルフはどうしたの!?」
よほど心配なのか息を荒げながら零を問い詰める少女。
「あぁ……それなら」
俺は親指で狼を指差す。
「あそこで悶えてるぞ」
そこには未だに悶えている狼がいた……。
「アルフ!?」
少女はすぐさま狼へと駆け寄る。
「うぅ〜 フェイト〜」
未だに呂律が回らぬ状態で自身の主の名を呼ぶ狼……。
「ねぇ 零お兄ちゃん………狼さん………アルフさんに何をしたの?」
恐る恐る零に聞くなのは、
「ちょっと揉んだだけだよ」
全身を隈無くね。
「どういう事?」
こてんと首を可愛くかしげながら聞き返すなのは。
「アルフ!?」
「うぅ〜フェイト〜」
情けない声で少女の名を呼ぶ狼。
「何があったの!?」
「あたし………もうダメかもしれない………」
「う〜ん やりすぎたかな?」
「と とりあえずここは退くよ!!」
撤退の準備を始める少女に……、
「ま 待って!!」
なのはが待ったをかけるが……、
「もう私達に関わらないで………」
金色の髪の少女は悲しそうな表情をしながら飛び去る。
「待って!」
「やれやれ面倒な事になったな〜」
それからしばらくして、
俺達はアリサ達のところへと戻ると。
「遅かったわね」
不満を言うアリサと、
「ユーノ君見つかりました?」
ユーノが見つかったのかを問うすずか。
「まぁね」
俺はそんな二人にやんわりと答えを返す。
「うん」
それに続くかたちで頷くなのは。
それから再びお茶会を楽しみ、
「今日はありがとう楽しかったよ」
二人に礼を言う。
「いえ こちらこそ」
それに対し柔らかな笑顔で返すすずかと、
「あたし達がいるんだから当然よ!」
当然とばかりにふんぞり返るアリサ。
「にゃはは」
そんなアリサに猫のような笑い方で苦笑するなのは。
「それじゃまた今度ね」
「はい」
「気が向いたらまた誘ってあげてもいいわよ」
「ありがとう」
「すずかちゃん アリサちゃんまたね」
こうして俺達は帰路へとつく、
そして帰り道で……、
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