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第二十話 解放軍
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るか?」

シュウは少し睨みを利かせてその男の子を威圧する。
剣を握る事はそう言った事は当たり前になってくる。覚悟も無しに振る事は自らを危険さらしてしまう可能性があるとシュウは考えていたらしく、男の子に聞いたがその男の子は少し怯えたが気を持ち直す。

「それでも俺は、この教会を守りたい!!だから・・・教えてください!!」

男の子の曇りの無い、真剣な眼をシュウは数秒間見ると、フッと笑いを零した。

「覚悟はあるみてぇだな。良いぜ!大した事は教えてやる事は出来ねぇが、剣の基本は教えてやるよ。なんなら今からでも良いぜ?日が暮れるまではまだ時間があるからな」

「ホント!?お願いします!!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

シュウは男の子・・・ツバサを連れて教会の少し広い中庭にやってくるとアイテム欄からデータ化していた一本の長剣を取り出し、ツバサに渡す。

「シュウさん。この剣・・・」

「モンスター討伐依頼をこなしている時に手に入れた長剣【シルバー・ウィング】『白銀の翼』と言う剣だ。大剣使いの俺にとっちゃ意味がねぇからお前に使って貰うと思ったんだ」

「うわぁ!!ありがとうございます!!鞘から抜いてみても良いですか?」

シュウが頷くとツバサはシルバー・ウィングを鞘から引き抜いた。
全身は白銀で輝いており、刀身と柄を繋ぐ鍔は広げた翼のような形をしていた。

「すげぇ!!カッコイイ!!」

ツバサが自分の新しい剣に浸っているとシュウがリベリオンを背中から引き抜き、構える。

「んじゃ。稽古と行きますか!!ツバサ。遠慮はいらねぇ!俺を倒すつもりで掛かって来い!!」

「分かりました!!じゃあ・・・行きます!!」

ツバサはシルバー・ウィングを構えるとシュウに向かってその刀身を振り下ろし、少しの間の稽古が始まった
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