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第二十話 解放軍
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ちを人質に取られている今では下手な行動は子供たちを傷つけてしまう事になる。
女性が諦め、持ち物を軍に提供しようとした矢先、三つの人影が軍の頭を飛び越えた。そして二人は軍と向き合い、一人は子供達を落ち着かせるために話しかける。

「もう大丈夫。装備をしまって?」

子供に話しかけた人・・・アスナの声に安堵を抱いたのか、子供達は装備を戻す。しかし軍の連中は黙っては居なかった。

「おうおう、何だ何だ!!何ヶだ!?テメェ等は!?」

「我等軍の任務を邪魔しようと言うのか!?」

「Ha!!軍の任務?聞いて呆れるぜ。テメェ等が勝手に決めた事なんざ知った事じゃねぇよ」

軍の怒りを向き合った人・・・シュウが一言で貶した。そしてさらに追い討ちをかける。

「ましてや、虎の威を借りている腰抜け共にそんな資格なんかねぇよ。さっさと失せな」

「き、貴様!!我等を愚弄するか!!」

シュウの言葉を聞いた軍の連中は一斉に自分の得物を引き抜いた。それを見た子供達は再び、恐怖に煽られる。そしてシュウがキリトとアスナに言い聞かせる。

「アスナ。お前は後ろの子供達を・・・そしてキリトは背負っているユイを頼む。俺が相手をする」

シュウが幾ら力を持っているとしても、相手は人間でそれなりの力を持っている筈の事をアスナが頭の中に過ぎらせたのかシュウに共闘する事を伝える。

「私も手伝った方が良いんじゃないの?」

しかしシュウはそれを断る。

「あんな腰抜けFox共に遅れを取る俺じゃねぇよ。それにもし俺とお前が前に出ちまって、逃した相手をユイを背負っているキリトがカバーするのは少しリスクが大きい」

確かにシュウの言う事にも一理あった。二人が前衛に当たっても、それを完全に防ぐと言う保障はなかった。本当の目的は【子供達の安全の確保】なので、無理にリスクを犯すのは無謀と言っても良いだろう。


「それによ?偶には兄貴を頼ってくれて良いじゃねぇか?お前がやったら、血盟騎士団に後々厄介事が出来るだろう?」

シュウの言葉にアスナはヤレヤレと呟くと子供達を自分の背後にやった。シュウはそれを見るとデータ化していたリベリオンを取り出し、右肩に担ぐ。

「我等に逆らった事を後悔すると良い!!」

「如何に落ちぶれた奴等が言いそうな台詞だな。さっさと来な!Let’s rock(遊ぼうぜ)!!」

シュウの挑発に簡単に乗ったのか軍の連中は一斉にシュウに飛び掛った。

「兄ちゃん!危ねぇ!!」
「避けて!!」

子供達は悲痛の声を張り上げていたが、シュウは一切の焦りも見せずに・・・

「Blast off(吹き飛べ)!!!」

リベリオンを横に薙ぎ払う。そしてその剣圧が一斉に連中を吹き飛ばし、地面に倒れさせる。
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