暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦OGAnother
第一部「数奇なる騎士」
第01話「地に伏した凶鳥」
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機体の、グランバインのことですか?」
ライトが聞き返す。
「そこまで知っているか・・・ならいい、忘れてくれ。その機体の説明は後でしてやる。」
「?」









***








戦闘終了後、ライトのゲシュペンストも回収して浮上してきた輸送機に合流した。

「なっ!?ヒュッケバイン!!」
タカヤは思わず声を裏返らせる。
「正確には、改修機のグランバインだ。」
アダムが言う。
「・・・アダム中尉、グランバインの説明と言うのは?」
ライトが尋ねた。
「ああ、この機体は・・・」
アダムはこう語り出した。


グランバインは、前述の通りヒュッケバイン008Rの改修機である。
記録では、月面事故と共に失われたとされていたが、当時のEOTI機関により極秘理に回収され、量産型ゲシュペンストMk−Uと、当時まだ組み上げ段階だったヒュッケバインMk−Uの予備パーツ、そして当時の技術である程度の小型に成功したテスラ・ドライブを搭載した。
しかし、問題のブラックホールエンジンは取り除かれておらず、警告文を付けるにとどまってしまった。
以後グランバインは、実戦配備されることもなく、この琵琶方面補給基地に渡り、琵琶湖内に沈められた。

「そんなことが・・・でも、失礼ですけど何故一士官のアダム中尉がそこまで・・・」
解せないのか、タカヤが尋ねる。
「それは、私、いや、俺がかつてEOTI機関にいたからだ。二、三年前の話だが。」
アダムは、敢えて一人称を変えて言う。
「経緯はどうあれ、これだけ危険な機体、これからどうするんですか?」
ナナが聞く。
「一度伊豆基地へ行く。あそこには知り合いが多いから、実戦部隊に配備になるだろうが、少しの間落ち着かせてくれるだろう。」
アダムの一言により、一行は伊豆基地へ向かうことになった。
***





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