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スーパーロボット大戦OGAnother
第一部「数奇なる騎士」
第01話「地に伏した凶鳥」
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がてらに戦況を確認しておく。」
そういうと、ライトはシミュレータールームを後にし、休憩室へ向かった。
「・・・・」
ライトは、Dコンを見ながら連邦軍基地がまた陥落したのを知った。
「・・・」
九州の次は関西か、と、考えるライト。
その考え、予想は、現実のものとなるのだった。








***






翌日の昼過ぎ、休憩室で休息をとる候補生四人。
「なんか、毎日シミュレーターやってるけど、戦争やってるって実感いまいち無いよね。」
ナナが切り出す。
「それって、まだ自分が実戦に出てないからか?」
タカヤが聞く。
「うん、なんか遠く感じると言うか・・・」
「ところが、そう遠くも無い。九州どころか、山口の補給基地も墜ちた。次は、四国駐在か関西基地、ここのどこかが狙われる可能性が高い。そろそろ覚悟を決めたほうが・・・」

そのときだった。
第二種戦闘配備を告げる警報が鳴り響く。
「!こいつは!」
タカヤが身構えた。
「・・・・」
「ちょ、待ってライト!こんなときにどこへ!?」
ナナの制止も聞かず、ライトは無言で去った。
そこへ

『〜〜♪』
管内発信の電話がかかり、タカヤがそれをとる。
「あ、はい休憩室・・・あ、中尉。・・・はい、ええ!?俺達が!?・・・は、はい、分かりました!」
承諾だけして、タカヤは電話を切った。
「なんだったの?」
ミナミがたずねる。
「人員を裂きすぎて防衛部隊の機体が手薄らしい、俺達にスクランブルがかかった!」
「そんな、候補生にスクランブルがかかるなんて・・・」
タカヤの言葉に、ナナが少し慄く。
「うちは万年人手不足だからな。ほら、行くぞ!第二格納庫だ!」
タカヤが言い終えると三人は格納庫へ向かった。








***










基地内は、あちこちから火の手が上がり、戦闘機だけでなくPTも次々と撃墜されていた。
ライトは火の中を掻い潜り、格納庫についた。
しかし、そこは第二ではなく第一格納庫、中では一機の量産型ゲシュペンストMK-Uが横たわっていた。
「・・・・うわっ・・・!」
爆風が襲い、ライトは思わず伏せる。
後ろを向くと入り口が潰されていた。
「・・・・」
ライトは、落ち着いた様子でゲシュペンストに駆け寄り、コックピットに座る。
「各部に問題は無い。スプリットミサイルで障壁を破れば。」
ライトは言葉通りにミサイルを発射し、脆くなった障壁を破る。
障壁の残骸を被りながら、ゲシュペンストは立った。








***









「出撃って・・・メッサーっすか?」
第二格納庫内の、F-28のコックピット内でタカ
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