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スーパーヒーロー戦記
第30話 激突!恐竜帝国
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何故俺達を助けてくれたんだ?」

 竜馬の問いを聞きメフィラスは振り返る。そしてクスリと笑い肩を震わせた。

【助けた? 何を馬鹿な事を…私は只私が何時か手に入れる地球を汚したくなかっただけの事。いわばゴミ掃除とでも言う事だよ】

 誰もがメフィラスに反論できなかった。圧倒的力の前に誰も何もいえなかったのだ。今奴がその気になれば自分達を滅ぼすことなど容易い。そう思えていたのだ。

【君達はこれから先もこの星を守り給え。この私が手に入れるその時までな……ハッハッハッハッハッ】

 高らかな笑い声を残し、メフィラスは消え去ってしまった。
 恐竜帝国は滅び去った。
 だが、その幕切れは余りにも呆気なく、そして歯切れの悪い結果となった。

「甲児君、ゲッターチーム、聞こえますか?」
「どうしました?」

 そんな時、アースラから通信が入った。エイミィの声だ。
 その声は酷く慌てた様子であった。明らかに普通じゃない。
 何か悪い予感がした。そして、その予感は的中した。

「大変なんです! フェイトがジュエルシードを封印しに単独で出撃しちゃったんです!」
「なんだって!」

 その時通信で知らされたのはフェイトがジュエルシードを封印しに単独で動いたと言うのだ。余りにも危険過ぎる。
 もしこの危機をDr.ヘルが動き出した場合フェイトに対抗する手段がない。それ以前にマジンガーもゲッターも動けない状態なのだ。
 果たして、フェイトの運命や如何に。



 そして、人類の行き着く先は何処なのか?




      つづく
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