第30話 激突!恐竜帝国
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装甲があちこち引き裂かれている。それでもゲッター程致命傷は受けていない。
そんな2体のスーパーロボットに向かいメカザウルス達が飛び掛ってくる。
「此処は俺に任せろ! 一発逆転戦法だ!」
甲児がメカザウルス達の前にZを立たせる。操縦席にあるエネルギーレバーを臨界まで上げる。Zの体からエネルギーが限界まで放出される。
「纏めて吹き飛びやがれ! 最大パワー、ブレストファイヤァァァ!!!」
限界パワーのブレストファイヤーを放つ。それを食らったメカザウルス達は皆影も形も残さず蒸発してしまった。
もう回りに敵の姿はない。後残っているのは背後の建造物だけだ
だが、その直後、Zが膝をつく。
「甲児君、大丈夫か?」
「へへっ、もうエネルギーがスッカラカンだぜ。だけど俺達は勝ったんだぜ」
「あぁ、その通りだ」
目の前にはメカザウルスの残骸が転がっている。
被害は最小限に抑えられた。それを知り安堵する一同。だが、そんな彼等の前にあった建造物が突如破壊された。
何事かと思った一同の前に現れたのは更に巨大なメカザウルスだった。
嫌、それは最早巨大な戦艦だ。
二頭のウルトラサウルスに引かれるようにしてこちらに向ってくる巨大な戦艦。
これこそ恐竜帝国最終兵器【無敵戦艦ダイ】であった。
「な、なにぃ!」
「まだ居たのか?」
「馬鹿な猿共め! 切り札は最後までとっておく物だ! さぁ、醜い猿共が生み出したロボット共を屑鉄に変えてしまえ!」
艦橋に居るゴールの命を受け、ダイから艦砲射撃が発せられた。凄まじい威力だった。
20tのマジンガーや35tのゲッターが軽々と吹き飛ばされてしまうのだ。
その際にマジンガーの右胸の放熱板が破壊されてしまい、ゲッターの右腕はもぎ取れてしまった。
「ぐぁっ!」
「リョウ! どうした?」
隼人がモニターを見る。其処に映ったのは破損したヘルメットと頭から血を流した竜馬の姿があった。
「こんなの大した事ない! それよりも、こいつを陸地に上げては駄目だ! 此処で倒すんだ!」
「くそぅ、動け、動いてくれ! マジンガー!!」
甲児が仕切りに操縦桿を動かす。
しかしエネルギーが尽きたマジンガーはピクリとも動かない。また、破損が限界に達したゲッターももう満足に動けない状態であった。
「ハハハッ、勝ったぞ! 我等恐竜帝国の勝利だ! さぁ、猿共の文明を破壊しつくせ! その後に我等の帝国を築き上げるのだ!」
ダイの射撃が陸地に降り注ぐ。
巨大な砲弾は陸を焼き、町を砕き、大地を炎に包み込んでいく。その砲撃の嵐に巻き込まれゲッターとマジンガーが木の葉の様に舞い上がっていく。 その際に四人の悲鳴が響くが砲撃の音のせいでそれすらも聞こえな
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