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スーパーヒーロー戦記
第30話 激突!恐竜帝国
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す。その思いを胸にマジンガーZとゲッターロボは出撃した。




     ***





 東京湾沖には夥しい数のメカザウルスの姿があった。その総数はざっと100体は軽く居そうだ。それに、恐らく背後の建造物には更に大勢のメカザウルスが待機されているに違いない。時間を掛ければこちらが不利になるのは明白である。

「何て数だよ!」
「ふっ、蜥蜴共め、いよいよ勝負に出てきたって事だな」
「望む所だ! コーチの仇、今此処で討つ!」
「へっ、何も知らずに外に出てきた事を後悔させてやろうぜ!」

 四人は直ちに海上に降り立ち激戦が開始された。夥しい数のメカザウルスを前に二体のスーパーロボットが挑む。
 鉄の城マジンガーZと、三段変形を行えるゲッターロボ。この二体が圧倒的物量を誇る恐竜帝国の軍勢に挑んでいく。

「これでも食らいやがれ! 三博士が作った新兵器だ!」

 まず口火を切ったのはマジンガーZだった。Zの肘の間から無数のミサイルが放たれた。
 その先端はどれもドリル状に螺旋が描かれていた。
 そのミサイルがメカザウルスの体を貫き貫通し破壊していく。

「す、すげぇ…これがあのドリルミサイルって奴か! そんじゃお次はこいつで…」

 続いてZの両腕が放たれる。その腕は只のロケットパンチじゃなかった。 放ったロケットパンチから両刃の分厚い刃が現れる。その刃が斜線上のメカザウルスを全て両断していく。

「流石はもりもり博士だぜ! これがアイアンカッターって奴か! そんじゃ次は頼むぜスクランダー!」

 上空を旋回するスクランダーの翼から無数の手裏剣が放たれた。その手裏剣はメカザウルスに突き刺さり、切り裂き、破壊していった。小型の手裏剣だった。それが何発も放たれるのだ。

「これがサザンクロスナイフか…全く、三博士様様だぜ!」

 新武装の威力に上機嫌になる甲児。隣ではゲッターも負けてなかった。

「海上なら巴武蔵様の出番だぜぃ! どんどんきやがれ!」

 襲い来るメカザウルスを次々と投げ飛ばしていくゲッター3。遠くにはミサイルを放ち近づけば投げ飛ばす。凄まじい戦いだった。パワーに秀でたゲッター3ならではの戦い振りだ。しかしこれでは時間が掛かる。一体一体片付けていたのでは間に合わない。

「武蔵、時間を掛けていられないんだ。俺に代われ!」
「おう!」

 直ちにゲッターは3機に分離しゲッター2へとチェンジした。
 ドリルアームを回転させて高速で戦場を駆け巡る。その斜線上に居たメカザウルス達の末路は死だけであった。スピードに特化したゲッター2を捕える事は難しく、次々に風穴を開けられていくメカザウルス達。

「ふっ、ゲッターのスピードを甘く見るなよ」
「ハヤト! 上だ」

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