死霊舞う森
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達を呼び寄せた。
その光景を水晶から見ている者がいた。
「愚かな。あの状況で勝てると思っているのか」
白い煙が立ち込める暗闇の中に浮かび上がる赤いテーブルの上に置かれたその水晶から見ていた。
「どうやらプライドだけは相変わらず高いようだが。進歩の無い男だ」
その男は水晶の荒ワシ師団長を見ながら笑っていた。
「シャドウ様、所詮その男はその程度でございます」
そこへ一人の改造魔人が姿を現わした。
「フフフ、貴様か」
ゼネラルシャドウはその改造魔人ヘビ女を見て笑った。
「思ったより早いな。調査は順調のようだな」
「はい。やはりタイタンが動きました」
「ほう、あの男が」
シャドウは目を光らせた。
「はい。どうやらスカイライダーの重力低減装置を欲しがっているようです」
「重力低減装置を?」
「はい。そして死神博士とも最近よく会っているとか」
「死神博士か。成程な」
シャドウはそれを聞いて頷いた。
「何かおわかりになられたようですね」
ヘビ女はそれを見て笑って言った。
「うむ、よくわかった。それにしても面白い交換材料だな」
「交換材料ですか」
「そうだ」
シャドウは答えた。
「どうやらタイタンはかなり強くなっているようだな」
「といいますと?」
「それはやがてわかることだ」
シャドウはそれに対して言った。
「少なくともあの時のようにパワーが限界に達することはあるまい」
彼はブラックサタンにいた時のことを思い出して笑った。
「思えば不思議なことだ」
シャドウは笑みをたたえたまま笑った。
「奴とはブラックサタンで会ってから今までいがみ合っている」
「シャドウ様の地位を脅かさんとしている為でしょう」
「いや、違うな」
シャドウはヘビ女に対し言った。
「俺と奴は確かにブラックサタンで最高幹部の地位を争った。そして今も勢力圏争いをしている」
彼は言葉を続けた。
「だがそれはあくまで副次的なものなのだ」
「といいますと?」
「俺も奴も一人の男の首が欲しいのだ。そういう意味で俺と奴はよく似ている」
「あの様な男とシャドウ様がですか!?それは悪い冗談です」
「いや、冗談などではない。俺はジョークは言わん主義だ」
彼はカードを玩びながら言った。
「やり方は違えど俺も奴も欲しいのはあいつの首だけだ。俺も所詮は戦いが好きなのだ」
カードを引いた。スペードのエースだ。
「地位などどうでもいいのだ。戦いさえあればな」
シャドウは笑った。そしてカードを壁に投げた。
「待っていろ、貴様を倒すのはこの俺だ」
壁にはストロンガーの写真があった。カードはその心臓のところに突き刺さった。
「フフフフッ、ハハハハ」
シャドウの笑い声が木霊する。それは地の底から響いて
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