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仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
死霊舞う森
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イライダーにとってはな」
「何が言いたいのだ・・・・・・!?」
 師団長はスカイライダーの真意を計りかねていた。
「だが俺は空を駆るだけではない。多くの場所での戦いの経験がある」
 彼は言葉を続けた。
「だが貴様にはそれは無い、貴様はこの場所に誘い込まれたのだ!」
「何ィッ!」
 彼はその言葉に驚愕した。そして今ようやく己が罠にかかったことを悟った。
「行くぞっ!」
 上に飛び去ろうとする荒ワシ師団長に襲い掛かった。そして地面に投げ付ける。
「グワッ!」
 だが立ち上がる。そして斧を投げ付ける。
「甘いっ!」
 スカイライダーはそれをかわした。そして荒ワシ師団長にさらに突進した。
「受けてみろ!」
 彼は跳んだ。そして激しく前転する。
「スカイキィーーーーーック!」
 キックを放った。それは一直線に師団長に向かっていく。
 蹴りはその胸を直撃した。衝撃で大きく後ろに吹き飛んだ。
「ガハアァッ!」
 木に背をぶつけた。その木は衝撃で折れた。
「ヌヌヌ、まだまだ・・・・・・」
 荒ワシ師団長はそれでも立ち上がってきた。
「無駄だ、最早立っていることすら出来ないだろう」
 スカイライダーは彼を見て言った。
「フン、この俺を誰だと思っている」
 彼はその言葉に対して言った。
「俺は荒ワシ師団長だ、デルザーの空の支配者だ」
「・・・・・・・・・」
 スカイライダーはそれを聞いて沈黙した。
「この俺は森の中では死なん、俺が死ぬ場所は決まっているのだ」
 そう言うと背中から翼を出した。
「俺は大空で死ぬ。スカイライダーよ、この俺の死に様よく見ておれ!」
 そう言うと大きく羽ばたいた。そして密林を出た。
「バダンに栄光あれーーーーーーっ!」
 そう言うと空中で爆発四散した。後には破片一つ残らなかった。
「卑劣な男だと聞いていたが」
 スカイライダーはその爆発を見上げながら呟いた。
「最後は見事だったな」
 その足下には彼が先程砕いた楯があった。バダンの紋章の一片がそこに描かれていた。

「これでバダンの強い奴が一人いなくなった」
 戦いが終わりアマゾンは変身を解いて言った。
「ええ、しかし敵はまだまだいますよ」
 筑波は彼と共に密林の中を歩きながら答えた。
「うん、けれど一人ずつやっつけていく。それが一番いい」
「ですね。敵の戦力を少しずつ削いでいきましょう」
 朝いた港に出た。
「筑波、じゃあ行こう。バダンはこうしている間にも動いている」
「そうですね、今度はギアナ高地ですか」
 彼は次の戦場に思いを馳せた。
「ツバサ大僧正と・・・・・・他にも来るでしょうね」
「うん、ここよりも激しい戦いになる」
「だからといって逃げるわけにはいきませんからね」
 二人は船に飛び乗
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