死霊舞う森
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アマゾンはそれをかわした。
「ケーーーーーーーッ!」
かわしたアマゾンは斜めに跳んでいた。空中で宙返りし両足で木を蹴る。
そこに怪人のミサイルが再び迫る。今度は頭頂部から放ってきた。
だがそれは当たらなかった。アマゾンの動きの方が速かったのだ。
「ケケケーーーーーーーッ!」
アマゾンが右手を一閃させた。アマガサンダーは左肩から右脇まで両断された。
今度はネズコンドルが来た。両腕のカッターで切りかかる。
アマゾンはそれを両手の鰭で受け止めた。怪人はさらに嘴で突こうとする。
しかしそれも効かなかった。アマゾンはその嘴を両手で掴んだ。
そして後ろに投げる。怪人は木に叩き付けられた。
アマゾンはそこに襲い掛かった。そして牙で噛み付いた。
喉を引き千切った。怪人の血が噴き出した。
二体の怪人は爆発した。そして密林の中に消えていった。
その爆発を見るアマゾン。その後ろでも戦いが行なわれている。
「喰らえっ!」
荒ワシ師団長が斧を振り下ろす。スカイライダーはそれをかわした。
「トォッ!」
そして蹴りを放つ。師団長は楯でそれを受け止める。
「やるおるな」
師団長はその蹴りの衝撃を見て言った。
「蹴りもやはり以前より強くなっておる」
「それもこれもバダンを倒す為だ」
スカイライダーはそれに対して言った。
「それに攻撃はこれで終わりじゃないぞ!」
さらに攻撃を続ける。蹴りをさらに出す。
「フンッ!」
それを楯で受け止める。流石に楯の裁きも見事だ。
しかしそれよりもスカイライダーの蹴りの衝撃が勝った。楯はその衝撃に次第に勝てなくなっていた。
割れた。楯は粉々に砕け散ってしまった。
「な・・・・・・」
荒ワシ師団長はそれを見て呆然とした。その隙を逃すスカイライダーではなかった。
「喰らえっ!」
パンチが胸を撃った。後ろに吹き飛ばされる。
「グググ・・・・・・」
だがそれでも立った。斧を握り直す。
「まだ立てるか」
スカイライダーはそれを見て言った。
「流石はデルザーの改造魔人といったところか」
「そうだ、甘く見てもらっては困るな」
荒ワシ師団長はその言葉に対して返した。
「エルサレムで勇名を馳せ砂漠を支配した我が祖先の名誉にかけて俺は勝つのだ」
「名誉か」
スカイライダーはそれを聞いて呟いた。
「確かにそれは貴様にとって何よりも大事なものなのだろうな」
「そうだ、俺はその為なら何でもする」
「だがそれに気を取られ策に陥ったな」
「何!?」
彼はその言葉に眉を顰めた。
「貴様は本来空での戦いを得意とする。その翼を使ってな」
「それがどうした!」
荒ワシ師団長は侮辱されていると感じ激昂した。
「それは俺も同じだ。この空を駆るスカ
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