暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
死霊舞う森
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・・・・・
 右手の平を前に突き出す。そしてそれをすぐに懐に入れる。
 左手も平を作りる。右に持って行きすぐに手刀にする。
 そしてそれを上から左へ旋回させる。
 身体が黄緑のバトルボディに覆われる。胸はオレンジになり手袋とブーツは黒くなる。
 変身!
 身体を捻り左脇に入れる。そして右手を左斜めに突き出す。
 顔の右半分が緑の仮面に覆われる。その眼は真紅だ。そして左半分も。
 光が放たれた。

 アーーーーー
 両手を爪の様にして肩の高さで上げる。肘は直角に上に向けている。
 マーーーーー
 その両手を胸のところでクロスさせる。身体が深緑に赤い縞の入ったバトルボディに覆われる。手袋とブーツは鰭のある黒いものだ。
 ゾーーーーーン!
 両手を戻す。その眼が赤く光った。
 顔の右がマダラの仮面に覆われる。そして左も。光が包んだ。

「行くぞ!」
 変身を終えた二人のライダーは荒ワシ師団長達に向かって行った。
「フン、変身したか」
 彼はそれを見ながらまだ笑っていた。
「出でよ、出番だ」
 その声に従い怪人達が姿を現わした。
「チュウウウウウーーーーーーッ!」
 怪人のうち一体が叫んだ。
 ゲルショッカーのペット怪人ネズコンドルである。その他にもいる。
 ジンドグマの雨傘怪人アマガサンダーだ。彼等は左右に散りライダー達に迫る。
「来たか」
 スカイライダーは二体の怪人を見て呟いた。
「ならば」
 拳を握る。戦うつもりだ。だがアマゾンが前に出た。
「ムッ!?」
 アマゾンは怪人達の前に出た。
「ここはアマゾンに任せる!」
 彼はスカイライダーを降り向いて言った。
「しかしそれは・・・・・・」
 やはり気が引けた。
「スカイライダーは荒ワシ師団長倒す、それでいい!」
 そう言うと怪人達と対峙した。
「そうですか」
 スカイライダーは彼の心遣いに感謝した。
「ならばそうさせてもらいます!」
 彼はアマゾンの左肩を飛び越えて言った。
「アマゾン期待している!」
「はい!」
 スカイライダーは振り返らずに頷いた。顔はそのまま荒ワシ師団長を見ていた。
「来おったな」
 彼はそれを見てまたもや笑った。
「まずは改めて挨拶といこうか」
 彼はそう言うと斧を投げ付けてきた。
「甘いな」
 スカイライダーはそれを屈んでかわした。
 なおも走り続ける。間合いが迫る。
 戦闘員達が左右から来た。その手には斧がある。
「どけっ!」
 ライダーは拳で彼等を退けた。戦闘員達が左右に吹き飛ぶ。
 その後ろではアマゾンが二体の怪人を相手に戦っていた。
「カァサァーーーーーーッ!」
 アマガサンダーが叫ぶ。そして左手に持つ傘をアマゾンに向けてきた。
 そこからロケットが放たれる。
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