摩天楼の悪魔
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ーーーーラーーーーーッ!」
ライダーマンはそれを見切っていた。上に跳んだ。
「デストロンの怪人ならば俺もよく知っている」
ライダーマンは怪人の頭を掴んで言った。
「スプレーネズミ、貴様の弱点は・・・・・・」
カギ爪アームを装着した。
「その右胸だあっ!」
そのカギ爪で怪人の胸を撃った。そして二本のパイプを引き千切った。
「グギャーーーーーッ!」
怪人は絶叫した。そして爆死して滅んだ。
煙幕が去った。そこにはライダーマンと彼を取り囲む戦闘員達がいた。
その戦闘員達も次々と倒されていく。遂に全員倒れた。
「ヨロイ元帥、残るは貴様だけだ」
ライダーマンはヨロイ元帥を指差して言った。
「フン、貴様ごときがわしを倒すつもりか」
彼はライダーマンを睨み付けて言った。
「モンゴルの偉大なる覇王、チンギス=ハーンの末裔でありヨロイ族の長であるこのヨロイ元帥を」
彼は左手に持つ鉄球をライダーマンを指しながら言った。
「そうだ、今こそ決着を着けてやる」
「戯言を」
ヨロイ元帥は後ろに跳んだ。
「ならば今この場で始末してくれるわ」
その目が光った。そしてそのヨロイが甲殻に変わっていく。
顔も変わった。それはザリガニの顔であった。
全身をオレンジの甲殻に包んだ怪人であった。左手は鋏となっており背中には甲羅がある。
「やはり正体は変わらぬか」
ライダーマンはそれを見て言った。
「俺の正体を見た者は生かしてはおけん」
ヨロイ元帥の正体であるその怪人ザリガーナは言った。
「死ね、ライダーマン!」
口から泡を飛ばしてきた。ライダーマンはそれを横に跳んでかわした。
「甘いっ!」
腰からアタッチメントを取り出す。そして装着した。
「マシンガンアーームッ!」
銃弾を放つ。それはザリガーナの全身を撃った。
「フフフ、無駄だ」
ザリガーナはそれに対し余裕の笑みで返した。
「俺のこの身体を貫き通すものはこの世には存在しない。例えライダーキックでもな」
「クッ・・・・・・」
「あの時はカァーーーーメンライダーX3に敗れたが今は違う。俺もまた再改造を受けているのだ」
そう言うと左手の鋏を飛ばしてきた。それはライダーマンの首を挟んだ。
「そしてこういうことも出来るようになった」
「グググ・・・・・・」
ライダーマンはその鋏を取り外そうとする。だが出来ない。
「そしてもう一つ言っておこう」
ザリガーナの左手がゴボゴボと動く。鋏が再生してきているのだ。
「その鋏は爆弾にもなっている。もうすぐ爆発する」
「何っ!」
ライダーマンはその言葉に顔を驚愕させた。その口が歪む。
「フフフ、貴様はこの飛行船と共に爆死するのだ」
ザリガーナは邪な笑い声を立てながら言った。
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