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仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
新たなる戦いへ
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 首領の声はやはり自信に満ちている。
「皆の者、用意はいいであろうな」
「ハッ」
 彼等は首領の声に跪いた。
「只今より我がバダンの世界征服を開始する。そしてそれと並行してライダー達を倒せ」
「わかりました」
「ライダーを倒せば世界はおのずと我等がものとなる。それはわかっていような」
「勿論でございます」
「うむ、それならばよい」
 首領は彼等の声を聞き満足気に言った。
「ならば行くがよい。そしてライダー達の首級を挙げよ!」
「ハッ!」
 彼等はそれに賛同の声をあげると一斉に姿を消した。後には沈黙が残った。
「さあ、そしてあの兵器が完成したならば」
 首領は闇の中でまだ一人呟いていた。
「遂に我が悲願が完成する」
 彼は闇の中で笑った。それは何時までもその場に響いていた。


新たなる戦い   完


                                    2004・3・8



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