拳砕ける時
[6/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
の拳の持ち主の技、今見せてやろう」
脇の四本の腕が伸びた。それはサーベルの様にスーパー1を襲った。
「ムッ」
スーパー1はそれを横に跳びかわした。アメンバロイドはそこへ突進して来た。
「させんっ」
スーパー1はそれを受け止める。そして上へ投げ飛ばした。
アメンバロイドはそれに対し空中で回転した。そして衝撃を殺し壁の上に着地した。
「うむ、実に楽しませてくれる」
アメンバロイドは壁の上で腕を組んで言った。
「こうでなくては面白くない。どうやら貴様は俺が全力をもって倒す価値のある相手のようだ」
「それは光栄だな」
スーパー1はアメンバロイドを見上げて言った。
「この様な場所で闘うのは無粋だな。場所を変えて闘いたいものだ」
「ほう、何処でだ?」
スーパー1はその言葉に対し問うた。
「いい場所がある。この街のとある草原だ。街の端のな」
「何処にあるかわからないが」
「場所はここだ。確認しろ」
彼はそう言うと一枚の地図を彼に投げた。そこには街の左端にある草原に印が書かれていた。
「勝負は三日後、夜の十二時だ。立会人はそちらで選んでくれ」
「そうか」
「俺は一人で来る。そこで貴様を倒してやる」
「果し合いか、面白い。その勝負受けて立とう」
「そう言うと思っていた。流石は仮面ライダースーパー1だ」
アメンバロイドはその言葉を聞いてニヤリ、と笑った。
「三日後を楽しみにしている。精々首を洗って待っていろ」
アメンバロイドはそう言うと姿を消した。後には高笑いだけが残っていた。
「えっ、果し合いですか!?」
チョロはホテルで沖の話を聞き思わず声をあげた。
「ああ、向こうから言って来た」
沖はそれに対して答えた。
「止めた方がいいですよ」
「何故だい?」
「そりゃあ・・・・・・。バダンですよ。ドグマとかジンドグマの連中と一緒なんでしょ」
「ああ。メガール将軍や四幹部もいるしな」
「あの連中までいるんですか!」
チョロはそれを聞いて叫んだ。
「ああ。言ってなかったか?」
沖はそれを聞いて驚いた。彼は言った記憶がある。
「すいません、すっかり忘れてました」
「こんな大事な事忘れるなよな、全く。まあいいや。実際アメリカで将軍にも会ったしな」
「本当に生きてるんですね」
「ああ、首領の宣戦布告の時にもいたしな。いずれあいつとも戦う事になるだろうな」
そう言って窓の外を見た。そこには仙台の繁華街の夜景が広がっている。
「また将軍とですか。厄介ですね。けれど」
チョロはそこで言葉を詰まらせた。
「おい、落ち着けよ。果し合いの事を言いたいんだろ」
沖はそんな彼を見てクスッ、と微笑んだ。
「はい、そうそう果し合いですよね」
「まさかと思いますけれど・・・・・・受
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ