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スーパー戦隊総決戦
第十三話 何故かこの地にその八
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「うっ、これはかなり」
「難しいかも」
 身体の捌きだった。リーは彼等に演舞をさせている。中にはかなり戸惑って倒れそうになっている者もいる。しかしそれでもだった。
 リーはさせ続ける。自分もそれをしてみて見せている。
「こうした風にしてみるのだ」
「だからどうしてそうして演舞が出来るんですか?」
「物凄く自然ですけれど」
 皆リーの動きを見て驚く。様々な武具をまさに流れる様に扱い舞っている。その舞は最早美ですらあった。そうした舞であった。
「どうやったらそれだけ」
「出来るんですか」
「思い出すのだ」
 しかしここでリーは言った。
「君達はダンスをよくするな」
「あっ、はい」
「しています」
 小梅と茉莉花が答える。二人は道着に剣を持っている。それで舞っているがその動きは今一つ美しいものではない。どうしてもそうなっている。
「それと同じだ」
「同じ?」
「同じといいますと」
「そのダンスと同じだ」
 リーはさらに言ってきた。
「無駄な力を抜きそうして自然に動くのだ」
「無駄な力を抜く」
「ダンスと同じ」
 皆もそれを聞いて言う。森林の中で彼の言葉を聞いていた。
「それじゃあ武器に気を取られずに」
「ここは自然にですか」
「そうだ、自然に動くのだ」
 リーが言う言葉はこれだった。
「音楽を聴いて踊るようにだ」
「それが流れるように」
「そういうことなんですか」
「そうだ、そして」
 さらに言うリーだった。
「それに心を合わせる」
「心もまた」
「それも」
「そうだ、ここでの心の鍛錬はそれだ」
 心についても話す。その動きをだ。
「わかったな。全てを融合させるのだ」
「この自然と」
「そのうえで」
「していくのだ。いいな」
 こう話してそのうえで舞っていく。舞の中でだ。
「むっ、皆の動きが」
「よおなってるで」
 館長とまほろが言った。二人は今は見守る立場だった。尚館長はここではハムスターから普通の姿に戻っている。流石にそうなっている。
「まさに流れるようになっておる」
「さっきまでとは全然違うわ」
「そうだな。見事になった」
 リーもそれを見て言う。
「誰もがだ。よくなった」
「俺達はダンスはしていないが」
 暁はこんなことを口にした。
「それでも中々動けてきたか」
「チーフ、それ言ったら駄目だよ」
 蒼太は笑いながらこのことに突っ込みを入れた。
「僕達はダンスには縁がなかったからね」
「菜月ちゃんローラーブレードならできるよ」
「御前あの時こけかけただろうが」
 菜月の言葉には真墨がすぐに突っ込みを入れた。二人はそれぞれが使っている武器をイメージした金鎚や爪を持って演舞をしている。
「全く。何考えていたんだあれは」
「明るく楽しくだけれ
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