第七話・出会う転生者
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…、ロストロギアの探索者か?」
質問するというよりは自分の考えをまとめた、といった口調で金髪の少女は呟く。
「ロストロギア、ジュエルシード」
「………?」
金髪の少女の突然のつぶやきになのはが顔をしかめる。
「申し訳ないけど頂いていきます…」
「!?」
前の言葉からいくらかの時間を置いて発せられたその言葉は、
いまからそのロストロギアを奪っていきますという非常に物騒な宣言だった。
「バルディッシュ…」
再び少女が呟くと彼女の持つデバイスが金属音を立てて変形する。
斧の様だったその形状が、鎌の様な形に変形した。
そして、
静から動へ、唐突に金髪の少女がなのはに向かって高速で接近する。
「させるかっ…!」
俺がなのはの前に出て少女の攻撃を木刀で弾くが・・・
「おいおい、そんなの有りかよ…」
今の一撃を防いだだけで木刀が二つに裂けてしまった。
御神流では小刀を二つ使うため、もう一本木刀があるにはあるのだが
やはり一撃で得物が破壊されてはたまったものではない。
ユーノに対抗策が無いか念話で質問する。
(ユーノ!木刀が折れないように出来ないか?)
(少しの間ならなんとか…)
ユーノが自信なさげに返して来たが、いまはその少しだけでも重要である。
(少しの間で良いから頼む!)
(…分かりました!)
ユーノがからの答えが返ってくるとともに手に持った木刀からユーノの魔力光である淡い緑の光が溢れる。
何となくだが、木刀の強度増したのが分かった。
(サンキュー!)
ユーノにお礼を述べ、距離をとった少女を見据える。
「魔法が使えない?でも動きは油断できない…」
少女は俺のことも危険と見なしたのか、再びデバイスを持つ手に力を込める。
(お兄ちゃん、来るよ…!)
なのはは魔力の感知できるのか、俺よりも早く少女の動きを読み、俺に注意をとばしてくる。
「Arc Saber.(アークセイバー)」
突如として少女の鎌の刃、それを形成していた魔力の刃がブーメランのように放たれた。
「ッ!!」
なのはがそれを上に飛び上がる事で避ける。
「バルディッシュ…」
「レイジングハート!!」
二人が同時に愛機の名前を呼ぶ。
「Device form.(了解、サイズモードからデバイスフォームへと移行)」
「Shooting mode.(了解ですマスター!シューティングモード)」
それに呼応し、それぞれの形状を主の望む姿へと瞬時に変形するデバイ
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