第七話・出会う転生者
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なで声をあげる猫。
「癒されるなぁ…」
気付くと自然と口から言葉がこぼれていた。
「ここが良いのか?それともここか?」
喉を撫でると目を細めて手に顔をすり寄せてきた
・・・・・・やばい、かわい過ぎるっ!
そうして俺はめくるめく猫ワールドにのめり込んでいったのだった・・・
「むっ?」
異変が起きたのは数十分後
俺の膝の上で猫があくびをかき始めた頃だった。
強力な魔力の流れ、ジュエルシードものだ。
すぐさまなのはとユーノから念話が送られてくる
「(お兄ちゃん!ユーノ君!)」
「(なのは!みずなさん!感じましたか!)」
「(感じた、……近いな)」
なのはとユーノに念話を返す
「(でも、どうしよう…、すずかちゃんやアリサちゃんもいるし…)」
なのはがもどかしそうに念話を送ってくる。
すると
「(なのは、僕に良い考えがある!)」
そういってユーノがジュエルシードの反応がある方角に向かって走り出した。
「あっ!ユーノ君!」
「あらら、ユーノどうかしたの?」
「うん、何か見つけたみたい…、ちょっと探してくるね」
どうやら、なのはがこの場を上手く離れる為の理由作りのためのようだ
「大丈夫?一緒に行こうか?」
すずかちゃんがなのはに心配そうに聞いているが
「大丈夫だ、すずかちゃん。俺が一緒にいこう」
そう言って膝の猫を椅子の上におろす。
「そうですか、それじゃあみずなさんお願いします」
「了解!行こうか、なのは?」
「うん」
とくに問題なく誤摩化せたようだ。
俺も怪しまれずに出て行けるという点においてはむしろ僥倖とさえいえる。
そんなわけでなのはと俺はユーノの走っていった方向、ジュエルシードに向かった。
「発動した!」
「俺も感じた!」
ユーノと合流しジュエルシードに向かっているとその発動を感じた
「ッ!駄目だ、ここだと人目が多すぎるから結界を張らないと…」
ユーノが屋敷の方を気にしながらそう言った
「結界?」
「うん、なのはは見た事あるよね?最初にジュエルシードと戦った時に…」
「うん」
なのはが疑問を口にするが、どうやら見た事があったようだ
ただ俺は知らないので詳しい解説をしてもらおう
「俺は知らないけど…」
「魔力の満たされた空間と外の空間の時間進行をずらす魔法です、そして僕が少しは得意な魔法です」
俺の疑問にも律儀に答え、ユーノは足下に魔方陣を展
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