第13話 戦乙女騎士団
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よね。
まぁ、それでも残りの5割を人数で割って分配しても、1人頭平民の年収数年分相当の金額にはなる。
それぞれの取り分は、私が作成した簡易略奪袋で各自が管理している。
街に行った時に好きに使わせている。
食料については略奪したものと、街ごとの商取引で設けて賄っている。
財宝は私が合成で、等価交換で貨幣に変換しているから、マネーロンダリングも自由自在。
実際この量の財宝を換金しようとするだけで手間だもの。魔法具スキル様々よ。
「そろそろ出発するわよ」
私の号令で、それぞれが自分の馬車に向かう。
3人で旅を始めた頃に作ったあの改造版簡易移動要塞型馬車。
今やその数も30台に膨れ上がったわ。
まぁ、1台10人が定員の、かなりゆったりとした作りだけど。
ちらりと、右手に持った資料に目を向ける。
今回の街の協力者に貰った、襲撃候補地のリスト。
さて・・・次はどこに行こうかしら
地平に彼方に視線を向けながら、私は自然と微笑んでいた。
「悪い微笑みを浮かべているな」
くすくすと笑いながら近づいてくる恋人。
「えぇ、まだまだ私たちの贄となってもらわなくてわね」
「あぁ、なにせ私たちは悪の魔法使いだものな」
2人して凄絶な微笑みを浮かべる。
エヴァにセノア、騎士団の娘達がいれば、まだまだ進めるわね。
・・・さぁ、次は誰が私たちの贄となってくれるのかしら。
そんなことを考えながら、私はエヴァを抱き寄せ馬車に向かっていった。
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