第28話 ウルトラセブン暗殺計画
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二人揃って共倒れとなる。
「フェイトちゃん、僕が変身したら、すぐに皆に連絡してくれ」
「でも、ダンさんは?」
「僕は大丈夫、良いね」
ダンの言葉にフェイトは頷くしか出来なかった。この状況ではガッツ星人の要求を呑むしかない。例え、それが罠だったとしても。此処で全滅する訳にはいかない。まだ倒れる訳にはいかないのだ。
【話は済んだか?】
「良いだろう。お前たちの勝負に乗ってやる! 但し、此処じゃなく誰も居ない場所でだ!」
【好きにするが良い。場所は貴様が選んで構わない】
相等な自信を持っている。油断ならない相手のようだ。ダンは覚悟を決め、懐からウルトラアイを取り出し、それを装着した。
眩い閃光と共にダンの体がみるみる巨大化し、光の巨人ウルトラセブンとなる。
変身したセブンは直ちにその場から飛び上がり別の場所へと降り立つ。それにガッツ星人達も続いた。
セブンの言い分を呑む辺り絶対に勝てる自信があると見られる。今までの敵とは何処か違う。
降り立ったのは人気の全くない岩場だった。
此処でなら町の被害もないし存分に戦える。目の前にガッツ星人が下りてきた。数は一体。どうやらサシでの勝負を挑むようだ。
【行くぞ! ガッツ星人】
【来るが良い。貴様を倒し我等が無敵だと言う事を証明してくれる!】
ガッツ星人の自信に満ちた言葉がセブンに放たれる。だが、迷ってはいられない。
先手必勝をとるのだ。
開幕と同時にアイスラッガーを放つ。だが、その一撃はガッツ星人の体をすり抜けてしまった。
【何!】
【無駄だ。貴様の攻撃は我々には通用しない。そして、貴様は我々には勝てん】
不適にガッツ星人が肩を震わせて笑う。
ならばと今度はエメリウム光線を放つ。
しかし、それもやはり通じなかった。ガッツ星人の体の回りには特殊な結界が張られていたらしく光線が全く通らない。
【くそっ!】
ならばと格闘戦を挑んだ。だが、それも無駄足だった。ガッツ星人の体には触れる事すら出来ない。
殴った拍子にその拳がガッツ星人の体を突き抜けてしまうのだ。まるで虚像を殴っているような感覚だ。
全く攻撃の通らない相手にセブンは正しく掌で踊らされ続けるのであった。そうしている内にセブンの額が点滅しだした。
エネルギーが消耗し始めたのだ。もう余り残っていない。
【はぁ…はぁ…ぐっ!】
【それで終わりか? ならば今度はこちらから行くぞ! プラズマエネルギー消失光線を受けてみろ!】
ガッツ星人の両手から光り輝く閃光が放たれた。エネルギーを消耗したセブンにそれを避ける事は出来なかった。
それを浴びたセブンの体からエネルギーが無くなっていくのが分かった。この光線は普通の光線じゃない。
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