第27話 異次元の死闘
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様等が仕組んだ事だったんだな!」
セブンが見上げる。其処には歪んだ空間から歪んだ姿をした者達が幾人も現れた。それは人間の姿をしていなかった。
【マサカ光ノ巨人ガマギレコムトハ…我々ハナントモ運ガイイ】
「貴様等…異次元人ヤプール! するとあのジュエルシードも貴様等が……」
【ソノトオリ。アレハ既二我々ガ発見シタ。ダガ貴様等ヲ一網打尽ニスル為ニ逢エテヒロワセタノダ。我等ノ力ヲコメテナ】
ヤプールが話す。半ばダンの予想した通りの結果となった。あのジュエルシードは既にヤプールが発見し、逢えてその場に置いて来たのだ。その際に異次元の力を込めた事により後で拾いに来たガーディアンズのメンバーを全て倒す為の布石としていたのだ。
【貴様ガアノトキウルトラ念力ヲ用イタ為ニ全員ヲトジコメル事ハデキナカッタ。シカシ貴様ヲココデ葬レバ後々ニ有利トナロウ】
「そう簡単に私を倒せると思うな!」
【強ガリヲ。コノ空間デハ貴様ハ実力ノ半分モダセナイ。我等ニ勝ツ事ナド不可能ダ!】
「ぐっ…」
ヤプールの言う通りだった。この空間の中では彼等異次元人以外の者は実力を封じられてしまう。絶体絶命的状況に立たされてしまったのだ。
***
その頃、甲児となのはは仕切りに閉じ込められた閉鎖空間の中を彷徨っていた。
「だ〜〜〜、くそぅ! 一体全体どうなってんだよ! 行けども行けども同じ廊下ばっかだしさぁ!」
歩きつかれた甲児がその場に座り込んで愚痴る。その間、なのはは少し考え事をしていた。何故一瞬女湯が現れたのだろう。そして何故次には廊下が出てきたのか?
「もしかして…」
自信の考えを確かめるべく、なのはは目の前の扉に手を掛ける。
「おい、何する気だ? 其処はさっき開けたけど何も無かったぜ?」
甲児が見てる前でなのはは扉を開く。だが、其処に映ったのは何となのはの自室であった。
「うえぇ! どうなってんだ?」
「やっぱり、此処は頭の中に思い浮かべた空間が具現化するんですよ! 私此処を開ける時自分の部屋を思い浮かべましたから」
「成る程! 流石だぜなのは。そうと決まったら出るのは簡単だ! 皆の居る場所を思い浮かべれば良いだけなんだしな!」
そうして今度は甲児がノブに手を掛ける。頭に皆の居る部屋をイメージして扉を開く。
其処に映ったのは無数のロッカーとその前で着替えをする下着姿の美女達。
「え?」
どうやら今度は女子更衣室に来てしまったようだ。再び美女達の絶叫が木霊して、今度はその場にある物を手当たり次第に投げつけられた。即座に退散する甲児となのは。
「もぅ! 何考えてるんですかぁ甲児さんはぁ!」
「悪ぃ悪ぃ、もう一回…」
再チャ
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