第56話 =世界の終わり=
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らしい。いうなれば『称号』もユニークスキルのようなものだとか…。でも決して茅場作ではないらしく……詳しくその人と話してみたかったな。
「それでは…ゲーム開発者としてユーザーに感想を求めるとしよう…どうだったかな、リクヤ君」
「…そうだな…戦闘システムはいろいろなシリーズのものが導入されてて……」
いや…そんなことじゃないか…簡単に、そして全てを現せる言葉があるじゃないか…。
「…死んじゃった人には申し訳ないけど…最低だったけど最高だった」
確かに2年前、デスゲーム宣言されたときは何で?と思ったけどそれと同時になぜか楽しみだって気持ちも浮かんできた。それは今でも変わらない。まぁ…俺もその死んでしまった1人なんだけど。
「そうか……では私はそろそろいくよ」
「もういくのか…?せっかく創った世界なんだから見届けていけばいいのに」
「最初に言っただろう。この世界の完成を見た時点で、私の目的は達せられていた」
そういい、茅場は俺に背を向けどこかへ行こうとする…。コツコツと足音を立てながら歩いていると不意にその足音が鳴り止み顔だけをこちらに見せると茅場は口を開いた。
「…須郷という男には気をつけるといい」
「それって…どういう…」
ことだよ、と聞く前に俺が死んだときとは真逆、真っ白な光が視界を埋め尽くしそれと同時に意識も光に包まれていった…。
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