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真剣に私に恋しなさい! 〜 転生者は天下無双な血統種 〜
第四話 修業と母の独白ですか。
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に集まってくる武道家たちの殿堂とも言える場所……っていうのをテレビのニュースで確かに見たことがある。



その時に確かにやたら人相が悪い師範代が手から気のような物を撃ちだしているところを見たことはあるが、



「あれってCGとかじゃなかったの!?」



てっきり門下生を集めるための宣伝だと思ってたのに!?



「なんでわざわざそんなことするのよ。…あ、そうそう。本当に決まってるでしょ?ちなみにシャオの言っているドラグソボールの主人公は若き日の川神鉄心がモデルになってるらしいわね」

「なん…だと…!?」



ちょっと待てよ。確かドラグソボールの主人公である空孫悟って確か蹴り一発で地面を簡単に砕いて、必殺技のドラゴン波は山を吹き飛ばす威力があったはず……。



(なんだ川神院ってのは!?化け物の巣窟かなんかか!!)



衝撃の事実に戦慄する俺。まさかそんな人外集団が同じ街にいたなんて。



―――彼はこの時はまだ知らなかった。近い将来自分がその人外集団と同じ類の人間になってしまうこと……―――



「ん?」

「どうかした?」

「あ、いやなんでもない」



なんか今不愉快なナレーションが流れた気がしたんだが…気のせいか?



首を傾げていると母さんが「話を続けてもいい?」と言ってきたのでそれに頷きながら母さんの方に視線を戻す。



「さて、あなたが膨大な気を持つという話はしたわね?これからあなたに武術の修業を受けてもらうと言ったのはその気を制御してもらうためなのよ」



なんでも俺の気は母さんが言うには同じ人間とは思えないほどの量らしく、このまま制御できなかったら暴走する可能性があるという。なので武術の修業により気を安定させ、制御する術を身につけるんだそうな。



「でも母さんさっき最初は教える気がないとか言ってなかった?」



俺のその言葉を聞き、母さんはなぜか苦い顔になる。



「そうなんだけどね。どうやらあなたは無意識で気を使うことができるようになっているみたいなの」

「…は?気を使ってるって」



そんな記憶はないんだけど…。



「シャオ。あなた他の同年代の子と比べて自分の運動能力がかなりかけ離れてるって思ったことない?」

「!?」



俺は母さんのその言葉に、思わず驚きで目を瞠る。それは俺がこの世界に転生して前世の記憶を取り戻してからずっと思っていたことだったからだ。



母さんは俺の顔を見て「やっぱりね…」とため息をつきながら呟く。



「それはあなたの体の中にある気が体から洩れて無意識に体を強化しているからなの。
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