第1章 やって来ました剣と魔法の世界
第8話 式神契約
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に対して供給し続けなければならないのに対して、カードからの召喚の場合は、召喚してから以降にしか霊力の供給が必要ではないと言う事です。
但し、宝石に封じた場合は、その封印した宝石を契約者が常に身に着けて置けば、危険を察知した式神達の意志で契約者を守ってくれる事も有りますし、タバサが急に魔法を使用する際にも、いちいち神界から式神を召喚していたのでは緊急時に対応出来ないので宝石に封じる方を採用したのです。
さてと。そうしたら、次は……。
【タバサ、聞こえるか?】
行き成り、タバサに対して【念話】のチャンネルを開く俺。
これには流石に驚いたのか、少し、驚いたような表情で、俺を見つめるタバサ。
……何故か、その瞬間に勝者の気分を味わう俺。もっとも、彼女を驚かせるのが俺の目的ではないので、即座に
【俺とタバサの間に通った霊道を通じて、心の声を直にタバサに伝えている。念話、心の声、テレパシーなどと表現されるモンや。
やり方は簡単。霊道の繋がった相手に心の声だけで少し強く話し掛けたら良い】
……と、【念話】で続ける。
更にそれ以外にも、直接、肌が触れ合った相手に【念話】を送る方法も有りますし、相手の気を掴んでいるのなら、離れた相手にも【念話】を伝える事は可能なのですが、そんなモノは追い追い覚えて行くし、教えて行ったら良いだけの事。
今は、タバサと泉の乙女の間にちゃんと霊道が繋がっている事を確認出来たら良いだけですから。
【シノブ】
少し躊躇いながら、タバサがそう【念話】で話し掛けて来た。
尚、彼女が俺の名前を呼んだのは、おそらく、これが最初だったと思います。
その瞬間、何故だかすごく嬉しいような気がしたのですが……。これは、彼女の使い魔と言う属性を与えられたから感じている心の動きなのか。それとも……。
【そうしたら、今度は、泉の乙女との間でちゃんと霊道が繋がっているか知りたいから、彼女に対して念話で話し掛けて見てくれるか?】
またもや、思考が他所に行きかかるのを無理矢理軌道修正を行い、タバサに対して【念話】でそう告げる俺。それに、これで霊道が繋がっていたら、タバサも問題なく、俺と同じような形で魔法を発動させる事が出来ると言う事です。
それも、自らの霊力を行使して発動させるパターンと、式神の能力を行使して発動させるパターンの二種類の魔法を会得したと言う事に成ります。
但し、式神の能力発動の場合でも、某かの対価は必要と成ります。例えば、自らの霊力とか、お金。貴金属など。正当な対価を払う事により為される対等な契約。それが、俺の行っている式神契約です。
流石に、魂を要求して来るようなヤツとの契約は、俺が許しませんけどね。
まして、正当な対価と言うのは、式神たちか
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