第26話 怪獣殿下
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輸送船の大きさは最大で200mはある。それだけの巨大な輸送船を真っ二つにする事が出来る怪獣が居るのだろうか。しかも、形状からしてこれは明らかに尻尾だ。尻尾の一撃で巨大な輸送船が破壊されたのだ。
「ハヤタさん……もしかして」
「間違いない、あの多々良島と同じ様に、もしかしたらそのゴモラザウルスにもジュエルシードが宿っているとしたら、それは恐ろしい事になる! 何としても見つけ出さなければ」
ハヤタとなのはの脳裏に焦りが募りだす。もしそのゴモラザウルスの身にジュエルシードが内臓されたのだとしたら、とんでもない事になる。以前のレッドキング同様手のつけようのない大怪獣と化してしまうのだ。しかもゴモラの戦闘力は未知数である。危険極まりない。そんな時、突如ビートルに通信音が鳴り響いた。
「聞こえるかハヤタ! こちらムラマツだ。応答せよ」
「キャップ! 何事ですか?」
「大変だ! 巨大な怪獣が大阪に現れた! 至急迎撃に向え! 今マジンガーとゲッターが戦ってるがてんで話しにならない」
「なっ、あのマジンガーとゲッターでも敵わない相手だと言うんですか!?」
もしそれが本当なら恐るべき事態だ。マジンガーもゲッターも日本の誇るスーパーロボットである。その二体が揃ってても勝てない程の驚異的な怪獣だと言うのであれば早急に対処しなければならない。
さもなければ大阪は瓦礫の山と化してしまうだろう。
***
大阪で怪獣の迎撃をしていた甲児と竜馬達は正直度肝を抜かれる事となった。
「何て奴だ。俺達の武器がまるで効いてないなんて」
「今まで戦ってきた怪獣とは比べ物にならない強さだ!」
今、二体のスーパーロボットの前に居る怪獣。その姿は正しく強大さを露にしていた。
全身の甲殻が鎧の様に特化されておりその力はかつてウルトラマンとウルトラセブンが戦ったレッドキングを遥かに凌駕していた。
何よりも驚かされたのはその巨大で太い尻尾だ。まるで槍の様に鋭利で更に伸縮自在なのだ。その為リーチを計り辛くそれがまた厄介さを招いていた。
其処へ遅れてビートルとウルトラホーク3号が辿り付いた。
「やはり、あれはゴモラザウルスだ! だが、写真とは全く別物に変わっている」
「やっぱり、あれはジュエルシードのせいでしょうか?」
「そう思って間違いないだろう。それもかなり厄介な相手だ! 僕はウルトラマンで迎撃する。なのはちゃんはその間にジュエルシードを封印してくれ」
「分かりました」
直ちにビートルを着陸させ、ハヤタはベータカプセルを天に掲げてウルトラマンに変身した。それと同時にウルトラセブンも現れる。
二体のウルトラマンがそろい踏みで変貌したゴモラザウルスを前にした。
(奴の脅威は
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