ALO編ーフェアリィ・ダンス編ー
26.ザ・シード
[8/8]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
「........来るぞ」
シュウくんは月に向かって指を指す。鳴り響く鐘の音。
「月が......どうかしたの?」
すると上空から何かが降りてくる。どんどんその浮遊物は近づいてくる。そして、その浮遊物の正体があたしにもやっとわかった。
「まさか.......あれって......」
すると浮遊物が輝く光を放つ。
その浮遊物.........二年.....もうすぐ二年半経つかもしれない。集也くんやお兄ちゃん、皆を閉じ込めた剣撃の城.......《浮遊城アインクラッド》そのものだ。
「そうだよ。.......あれが《浮遊城アインクラッド》だ」
「で、でも.......何でここに?」
「決着をつけるんだ。今度こそ一〇〇層まで完全にクリアして、あの城を征服する。........リーファ」
シュウくんは私の頭の上に手を置き微笑む。
「俺とキリトさ......ステータスリセットして弱くなっちまったからさ.......手伝ってくれるか?」
「うん.......行くよ。......どこまでも一緒に......」
またも目からは涙が溢れ出す。
「おーい、遅ェぞシュウ!」
下からクラインの声がすると下からクライン、エギルさん、リズさん、シリカちゃんやユリエールさん、シンカーさん、サーシャさん、それにサクヤやアリシャの数人のケットシーとシルフのプレーヤー達。
それにレコン、サラマンダーの将軍、ユージーンとシータ、それに部下たちも続く。
「ほーら、置いてくぞ」
「お先!」
「ほら」
「早く!」
そして私たちの前で水色の長い髪の少女と黒髪の大きな大剣を背負う少年が止まる。
「さあ、行こう。リーファちゃん、シュウくん」
水色の長い髪の少女、アスナさんが手を差し伸べくる。その手を取る。
「それじゃあ、今度こそ一〇〇層まで攻略するか!?」
「もちろんその気だ」
シュウくんとキリトくんが拳を合わせる。
「「よしーー行こう!!」」
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ