第一部 --SAO<ソードアート・オンライン>編--
第五章 オレンジギルド
第32話 武器強化
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たの? ……まさかそれとも……」
「そ、そうなんだよ。良く似てないって言われるから、そんなに似てないか聞きたくなってさ……そうだよな、シリカ」
「う、うん」
リズが余計な事を言い出さないうちに、俺はリズの意見をシリカと一緒に肯定した。
……もう、あと暫くはこのままで良いや。なんか、誤解解く気がなくなっちゃたしな。
「ふ〜ん、まぁいいんだけどね。それより、あたしコーヒーが飲みたくなってきたから、飲んでも良い?」
「別に良いですよ」
リズが急にそんな事を言い出したので、俺の代わりにシリカが答える。
よく、ご飯と味噌汁の後にコーヒ−なんて飲めるな。……俺はいつも無理だけど。
俺がそんな事を考えてる内に、リズはウィンドウを出し、コーヒーを取り出した。
………なぜか3つ。
「コレ、ご飯のお礼でシュウとシリカの分。ご飯と味噌汁の後だから飲みたくなかったら言って、あと少しなら耐久値も大丈夫だろうから、他の飲み物に取り替えてあげる」
そう言って、俺とシリカの前にコーヒーを差し出すリズ。
「あ! どうもありがとうございます、リズさん。飲ませて貰います……少し砂糖入れてもいいですか?」
「いいわよ」
シリカはお礼を言い、リズからのコーヒーを受け取り自分の砂糖を出す。
さて、俺がリズに今言う事は一つだな。
「リズ……取り替えてくれ」
「ん? 別に良いけど、何飲む?」
「お茶で良いよ」
「分かった」
俺のお願いを聞いたリズは、コーヒーを引っ込めて、代わりお茶を俺に出してくれた。
よ、良かった〜。
「それより、コーヒー出す時にあたしのストレージの容量の余りを見たんだけど、ほとんど余って無いのよ」
コーヒーを飲み始めてから何十秒か経ってから、リズが俺の方を向いて言ってきた。
「な、なんだよ」
「この原因って、シュウ達のアイテムの所為だと思うんだけど、何か物凄く重い物とかある? あたしのストレージ容量って、職人用だからそんな簡単に埋まらないんだけど…」
このSAOでストレージ容量を多くするには、基本的に《筋力値》の値と拡張スキルの熟練度、それにマジックアイテムなどで持っていられる量は多くなる。
どんな職人だって《所持容量拡張》は最初に上げ始める……しかも《筋力値》を結構上げるリズみたいな鍛冶屋は、それなりに容量は多い。
そしてストレージの容量は、体積ではなく重さで決まる。
…ちなみに俺とシリカのストレージ容量は、俺の容量とシリカの容量に《共通アイテムウィンドウ》という共通のストレージの分が加わり、さらに結婚をするとボーナスとして容量が結構多くなる。……このボーナスの容量拡張は、このSAOでの結婚の利点の一つだ。
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