街を覆う毒霧
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身体は黒いバトルボディに覆われ手袋とブーツが白くなる。
身
旋回させる腕が左斜め腕で止まる。胸が赤くなりそれは肩も覆っている。そしてその胸に『S』の文字が浮かび上がってくる。
スト・・・・・・ロンガー!
右手を素早く引く。それは一瞬ですぐに元へ戻す。その時左手と擦り合わせる。激しい電撃が両手を覆う。
すると顔の右半分が黒と白、そして緑の眼の仮面に覆われる。そしてそれはすぐに左半分も覆う。
凄まじい雷と衝撃が全身を覆う。そしてそれが終わった時そこには雷のライダーがいた。
「天が呼ぶ 地が呼ぶ 人が呼ぶ
悪を倒せと俺を呼ぶ
聞け、悪人共 俺は正義の戦士
仮面ライダーストロンガー!」
その言葉と共に再び激しい雷が彼の全身を覆った。その光はドクガロイドと戦闘員達の顔を緑に照らした。
「フフフ、来なさい。そしてその首級見事挙げて御覧にいれましょう」
ドクガロイドは彼を見上げて笑った。まるで戦いを楽しみたいような笑いであった。
「トォッ!」
ストロンガーは飛び降りて来た。そして戦闘員達を次々と蹴散らしていく。
やはりその力は圧倒的であった。戦闘員では相手にならない。だがドクガロイドは彼を見ながら考えていた。
(確かに強くはなっているようですが)
データよりも動きがい。力も強くなっているようだ。だがそれでもまだ充分とは思えなかった。
(この程度なら普通に特訓で上昇するレベルのように思えますね)
彼はストロンガーはあまりパワーアップしていないと感じた。そしてこれなら大丈夫だと思った。
「では私がお相手しましょう」
戦闘員達があらかた倒されると今度は彼自身が立ち向かった。そして両手の爪で引き裂かんとする。
「甘いっ」
ストロンガーはそれを手で弾いた。そして逆にパンチを入れようとする。
「貴方こそね」
ドクガロイドは逆に言葉を返した。そしてストロンガーのパンチを後ろに跳び退いてかわすと背中の羽根を羽ばたかせた。
「ムッ!」
それは燐粉であった。ドス黒い粉が辺りを覆う。
「いかんっ!」
危険を察したストロンガーは素早く後ろへ退いた。それが強烈な毒の粉であることは一目瞭然であった。
「気付かれましたか。だが何時までそうやって逃げられますかね」
ドクガロイドはそれに対し余裕の笑みで返した。そう、逃げなれないのはわかっている。
ストロンガーとて逃げるつもりはない。まず両手を胸のところでクロスさせた。
「ストロンガーバリアーーーッ!」
そして全身を青いバリアーで包んだ。まずは守りを固めた。
次に両手を前に突き出した。そしてそこから激しい風を出す。
「磁力扇風機!」
そして粉を磁力の風で全て散らした。だがそれでは被害を拡散させてしまう。
「おや、血迷われました
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