暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
街を覆う毒霧
[16/20]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
身体は黒いバトルボディに覆われ手袋とブーツが白くなる。
 身
 旋回させる腕が左斜め腕で止まる。胸が赤くなりそれは肩も覆っている。そしてその胸に『S』の文字が浮かび上がってくる。
 スト・・・・・・ロンガー!
 右手を素早く引く。それは一瞬ですぐに元へ戻す。その時左手と擦り合わせる。激しい電撃が両手を覆う。
 すると顔の右半分が黒と白、そして緑の眼の仮面に覆われる。そしてそれはすぐに左半分も覆う。

 凄まじい雷と衝撃が全身を覆う。そしてそれが終わった時そこには雷のライダーがいた。
「天が呼ぶ 地が呼ぶ 人が呼ぶ
 悪を倒せと俺を呼ぶ
 聞け、悪人共 俺は正義の戦士
 仮面ライダーストロンガー!」
 その言葉と共に再び激しい雷が彼の全身を覆った。その光はドクガロイドと戦闘員達の顔を緑に照らした。
「フフフ、来なさい。そしてその首級見事挙げて御覧にいれましょう」
 ドクガロイドは彼を見上げて笑った。まるで戦いを楽しみたいような笑いであった。
「トォッ!」
 ストロンガーは飛び降りて来た。そして戦闘員達を次々と蹴散らしていく。
 やはりその力は圧倒的であった。戦闘員では相手にならない。だがドクガロイドは彼を見ながら考えていた。
(確かに強くはなっているようですが)
 データよりも動きがい。力も強くなっているようだ。だがそれでもまだ充分とは思えなかった。
(この程度なら普通に特訓で上昇するレベルのように思えますね)
 彼はストロンガーはあまりパワーアップしていないと感じた。そしてこれなら大丈夫だと思った。
「では私がお相手しましょう」
 戦闘員達があらかた倒されると今度は彼自身が立ち向かった。そして両手の爪で引き裂かんとする。
「甘いっ」
 ストロンガーはそれを手で弾いた。そして逆にパンチを入れようとする。
「貴方こそね」
 ドクガロイドは逆に言葉を返した。そしてストロンガーのパンチを後ろに跳び退いてかわすと背中の羽根を羽ばたかせた。
「ムッ!」
 それは燐粉であった。ドス黒い粉が辺りを覆う。
「いかんっ!」
 危険を察したストロンガーは素早く後ろへ退いた。それが強烈な毒の粉であることは一目瞭然であった。
「気付かれましたか。だが何時までそうやって逃げられますかね」
 ドクガロイドはそれに対し余裕の笑みで返した。そう、逃げなれないのはわかっている。
 ストロンガーとて逃げるつもりはない。まず両手を胸のところでクロスさせた。
「ストロンガーバリアーーーッ!」
 そして全身を青いバリアーで包んだ。まずは守りを固めた。
 次に両手を前に突き出した。そしてそこから激しい風を出す。
「磁力扇風機!」
 そして粉を磁力の風で全て散らした。だがそれでは被害を拡散させてしまう。
「おや、血迷われました
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ