海魔泳ぐ海
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る。
胸が赤くなる。
エーーーーーックス!
右手を左斜め前へ突き出す。左手は拳を作り脇に入れる。
顔の右半分を銀と黒、紅い瞳の仮面が覆う。そしてそれは左半分も覆った。
腰のベルトが光る。そしてそれは彼の全身を包んだ。
仮面ライダー]である。彼は腰からライドルを引き抜くとそれで前にエックスの文字を描いた。
「行くぞっ!」
彼は跳躍し敵の中に跳び降りた。戦いがはじまった。
「やれっ!」
戦闘員達はカニロイドの指示のもと]ライダーに襲い掛かる。その手には銛がある。
激しい打ち合いであった。]ライダーはライドルをホイップから太いスティックにチェンジしそれに対抗する。
やはりライドルの強さが際立っていた。戦闘員達の銛をものともしない。
戦闘員達は次々に現われるがものの数ではなかった。]ライダーは跳躍するとライドルで大車輪をし戦闘員達に蹴りを入れる。
次第にその数を減らしていく戦闘員達。そこに彼等にとってまた厄介な相手が現われた。
「奴まで来たか・・・・・・」
カニロイドは遠くから聞こえて来る波を砕きながら進んで来る音を聞いて舌打ちした。小型のクルーザーである。そしてそれには役が乗っていた。
役は船から飛び降りるとすぐさま戦闘に参加した。その古武術で戦闘員達を退けていく。
「役さん、ここは俺にまかせて基地の中へ」
「わかりました。何処ですか」
役は]ライダーの言葉に頷いた後尋ねた。
「あの岩です。横に押せば開きます」
彼は戦闘員達が出て来た岩を指差して言った。戦闘員達が出て来るん様子も見ていたのだ。
「わかりました」
彼はすぐに了解して動いた。そして阻もうとする戦闘員達を退けて岩の中へ入って行った。
「くっ、しまった・・・・・・」
カニロイドはそれを見て再び舌打ちした。だがもう既に遅かった。
「こうなれば貴様だけでも倒してやる。行くぞっ!」
戦闘員達も既にその数を大きく減らしていた。その僅かな者達も倒された。残るはカニロイド一人だけであった。
「来いっ!」
]ライダーはライドルを構えた。見れば彼に先程斬られた鋏からまだ血が出ている。
だがその傷口が急に塞がってきた。そしてそこから新たな鋏が出て来た。
「ムッ」
]ライダーはそれを見て警戒した。それに対してカニロイドは満面の笑みを浮かべた。
「フフフ、ようやく再生したようだな」
「どういう事だ」
]ライダーは彼に対し問うた。
「俺には驚異的な再生能力があってな、手足が何度斬られてもそこから再び生えてくるのだ」
「何っ、それもバダンの力だというのか」
彼は怪人に対して問うた。
「そうだ、これも偉大なるバダンの力。さあ]ライダーよ、その力に屈するがいい!」
そ
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