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スーパー戦隊総決戦
第十二話 聖杯の主その十二
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ておいたら随分なことを言ってくれるな、おい」
「全くだ」
 クエスターガイとレイが同時に抗議する。
「俺達が馬鹿だっていうのか?」
「それは心外だぞ」
「しかし御主等まともな作戦を立てたことがないじゃろ」
 館長もきついことを言う。
「それではじゃ」
「作戦?そんなの決まってるわよ」
 シズカがそれに抗議する。
「美しく雄々しく格好よく戦うのよ」
「そうなり。我等らしく」
「素晴しく戦うぞよ」
「駄目だな、これは」
 真墨も呆れるしかなかった。彼等の言葉を聞いてだ。
「まあいい。俺達は先に行っているからな」
「追いついてやるから楽しみにしていろ」
 十蔵は数少ない真面目な存在になっていた。
「その時はシンケンレッドよ」
「わかっている」
 丈瑠は彼の言葉を受けた。
「貴様との決着をつける」
「待っていることだな」
「その時こそだな。問題は何処に国を築くかだが」
「兄貴、パレスチナという場所はどうだ?」
「キプロスという場所も聞くわね」
 サキュバス三兄弟は地球の情勢には疎かった。
「そうだな。他にはあの朝鮮半島の北半分か」
「おお、あそこなら誰からも文句は言われないな」
「統一がどうとか言ってるけれど」
「最後はまあ賛成するけれどな」
 千明は彼等のそんな会話を聞きながら述べた。
「最初の二つは止めておけよ」
「じゃあ朝鮮半島の北半分にしておこうかな」
「そうだな、それはいい」
「それではそこだ」
 ワイバーンとイフリート、サイクロプスはそこでいいとした。少なくともそこに国を築くということには戦隊の面々は反対することはなかった。
「あのまま放っておいても碌なことにはならないからね」
「あの国はね」
 麗と小梅が話す。
「まあとにかく。早くガオズロックに乗り込んで」
「さあ、行こうか」
 こうして全員ガオズロックに乗り込んでだ。今神戸に出発する。そして敵達もバスに乗り込んだ。そしてそのうえで彼等も神戸に向かった。


第十二話   完


                       2010・4・7
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