第十二話 聖杯の主その十
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込みを入れた。
「伊勢とかね」
「だがそこではない」
パルジファルはそれはしっかりと言った。
「神戸だ」
「神戸か」
「そこで遂に」
「私はそこにいる」
パルジファルの言葉は続く。
「諸君をそこで待っている。それではだ」
「わかったぜ。神戸なんだな」
走輔がそこまで聞いて言ってきた。
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