第十二話 聖杯の主その五
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ね」
「向こうに見つけ出されないうちに見つけ出さないといけないが」
映士はセロリを食べている。
「今のところは影も形もなしか」
「見つけ出すにはですけれど」
このチームでのサブリーダーであり実質的に参謀であると言っていいさくらがここで言った。
「一度息を合わせませんか?」
「息を?」
「はい、息をです」
それをだと暁に話すのである。
「息を合わせて皆で探しませんか?」
「って言っても私達チームワーク大事にして探してるじゃない」
菜月はさくらの言葉に首を傾げさせながら返した。
「仲良く。さくら姉さんだって一緒に」
「私達だけではなく皆で、です」
しかしさくらがこう菜月に返すのだった。
「皆で息を合わせて探すんです」
「っていうとあれ?全部のチームが息を合わせるのかな」
蒼太はそれではというのだった。
「さくら姉さんの言うことって」
「はい、そうです」
まさにその通りだと答えるさくらだった。
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