第24話 偽りの宝玉
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が集めているジュエルシードをワシが独自に再現した結果よ! 今のワシにはあらゆる攻撃が通じん! それは即ち、貴様等にワシを倒す事は出来んと言うことじゃ!」
「ならば攻撃が通るまで攻撃するまで!」
「おうよ! そんな薄っぺらな壁なんざ叩き割ってやらぁ!」
再び1号と2号が殴りかかった。だが、相変わらず壁は硬かった。何度殴っても結果は同じ事であった。
「無駄じゃ無駄じゃ! 貴様等の攻撃がそのままワシのエネルギーになると分からんのか? 戯言は仕舞いじゃぁ!」
横ナギに触手を振るい再びダブルライダーを吹き飛ばす。これではエネルギーの浪費に繋がる。エネルギーが尽きてしまえば変身が解けてしまう。そうなってはイカデビルに勝てない。どうすれば良い。
「諦めろ! 貴様等に残された道は只一つ。ワシに殺される事だけなのじゃ!」
「絶対お断りだね! イカ如きに殺されたんじゃ恥ずかしすぎるっての!」
正面からアルフの鉄拳が叩き込まれる。魔力を纏った拳を放った。しかしそれもまた見えない壁の前に遮られてしまい不発に終わった。それだけじゃない。周囲にあった内の一本の触手がアルフに襲い掛かって来た。
それは瞬く間にアルフの体を絡めとり持ち上げてしまった。
「んがっ、この、離せ! イカ臭いんだ…よぉ…」
段々アルフの元気がなくなってきている。彼女の魔力を吸い取っているのだ。
「前にも言ったじゃろう! 貴様等に残された道は只一つ。ワシに殺される事だけじゃ」
「アルフ! 今助けるから!」
アルフを助けようとバルディッシュを振るうフェイト。だが、アルフにばかり目が行っていたせいか別方向から襲い掛かって来た触手に気づく事がなく、フェイトもまたイカデビルに捕まってしまった。
「しまっ…うぅ…」
フェイトもまた徐々に元気がなくなってきていた。急速に二人から魔力が抜けてきているのが分かる。このままでは二人の身が危ない。
「いかん! 一文字!」
「おう!」
1号と2号ライダーが二人を捕らえている触手を引き千切ろうと掴みかかる。だが、そんな二人を難なく触手は振り払う。最早残りパワーの少ないライダーでは話にならなかったのだ。
「どうしたら…どうしたら勝てるの…」
【マスター、あの怪人はどうやら余ったエネルギーを足を媒介にして地面に捨てています。恐らくエネルギーの吸収にも限界があると思われます】
「本当! だったら…」
最早最後の賭けだった。なのはは一直線にイカデビルに突っ込んで行った。当然そんな事をすれば忽ち触手の餌食となる。残っていた触手に手足を掴まれ、其処から同様に魔力を吸い取られて行く。
「ふん、命知らずな小娘め! まずは貴様から死ね!」
「な…なのはぁ…」
「フェ、フェイトち
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