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スーパーヒーロー戦記
第24話 偽りの宝玉
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の命日となるのだ! 仮面ライダーよ! ゲバコンドル! 仮面ライダーと小生意気な小娘共を地獄に叩き落してやれぃ!」

 死神博士の命を受けた怪人が四人に迫る。

「本郷、此処は俺に任せな」
「待て、一文字!」

 本郷の制止を振り切り一文字がゲバコンドルと対峙する。激しい乱打戦にもつれ込んだ。互いが拳を出し合い倒そうと殴り蹴り合っている。

「ちっ、こいつ今までの怪人とは一味も二味も違う」
「一文字、此処は二人で片付けるぞ!」
「そうするっきゃねぇか!」

 一旦距離を開けてライダー1号と2号が並び立つ。そして空高く飛翔しゲバコンドル目掛けて突っ込んで行った。

「ライダー・ダブルキィィック!」

 ダブルライダーの渾身の蹴りが炸裂した。その一撃を受けた怪人は数十メートル吹き飛んだ後爆発してしまった。残ったのは死神博士只一人だ。

「さぁて、残ったのはあんた一人だね? どうする、尻尾巻いて逃げ帰るかぃ?」
「馬鹿め! 貴様等などワシ一人で充分よ!」

 そう言うなり死神博士の姿はミルミル変わっていった。それはイカを模した姿の怪人であった。

「貴様等などこのイカデビル様の敵ではない!」
「ならば受けてみろ! 俺達の渾身の一撃を!」

 再び1号と2号が飛翔する。先ほど怪人を破ったのと同じ技だ。
 だが、

「馬鹿め!」

 二人の蹴りはイカデビルの目の前で止まってしまった。まるで見えない壁を蹴ったような感覚だ。

「な、何だこれは!?」
「攻撃が通らない? そんな馬鹿な!」
「貴様等の攻撃など通じないのだ! くたばれぃ!」

 イカデビルの体についていた数本の触手がダブルライダーを弾き飛ばす。凄まじい力であった。
 吹き飛ばされた後そのまま地面に叩きつけられてしまうダブルライダー。しかも、それだけではなかった。

「な、何だ…体から力が抜けている感じがする」
「どうなってんだよこりゃぁ!」
「貴様等のキックのエネルギーをワシが吸収したのよ! そしてそのエネルギーをそのまま反転して返してやっただけの事! このワシを倒す事など最早不可能!」

 驚愕であった。まさかライダーのキックのエネルギーを吸収して打ち返すなんて。そんな事が今までの怪人に出来ただろうか。

「それなら、距離を開けて攻撃すれば!」
「魔力攻撃は吸収出来ない筈!」

 今度はなのはが魔力弾を放ち、その直後にアルフが殴りかかり、フェイトが斬りかかった。だが、結果は同じであった。またしても見えない壁の様な物に阻まれてしまったのだ。
 なのはの魔力弾はイカデビルの前で消え去り、二人の攻撃も直前で止まってしまった。

「こ、攻撃が通らない!」
「これは…まさか、結界!?」
「その通り、これは貴様等
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