第23話 紅い稲妻!空飛ぶマジンガーZ
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そう言って一斉に研究所へと向っていくギャンドラー達。迎撃しようにも爆撃が邪魔して思うように進めない。
「ガハハ、諦めるんやなぁ小僧! わいらの星じゃ「悪は最後に勝つ」って格言があるんや!」
「ざけんじゃねぇ! 生憎俺様は諦めが悪いんだ! そう簡単に諦めてたまるかよぉ!」
「その通りだ。俺達は諦めない! 例えこの命尽きるとも、お前達悪党に屈しはしない!」
「だったら其処でくたばってな! そう毎度毎度奇跡が起こる筈ないんだからねぇ!」
ディオンドラの高笑いが響く。だが、
”待てぇい!”
天を裂く程の怒声が響き渡った。一瞬場の空気が静まった。
「な、何や!」
「この声…ちっ、毎度毎度良い所でぇ!」
声の主を思い出しディオンドラは舌打ちした。その間にも声は続いてきた。
【何度打ちのめされようとも、心に闘志有る限り何度でも立ち上がる。正義の心有る限り敗北の文字はない! …人それを【不屈】と言う】
「この語り…もしかして!」
パッと甲児の顔が明るくなった。この前口上は前にも聞いた事がある。そう、そしてその前口上を言う人物は味方であるとも知っていた。
「ロムさんか?」
「手を貸すぞ! 甲児君」
遥か上空、光子力研究所の上にロム・ストールは立っていた。馬鹿と何とかは高いところが好きと言う格言があるがこの際それは無視しておこう。
「またお前かいロム・ストール!」
「その通りだ! 貴様等の悪行を許す訳にはいかん! ケンリュウ!!」
ロムが天空に剣を掲げ、一筋の雷光を浴びる。その姿はみるみる内に青いロボットへと変貌した。
「闇ある所光あり! 悪ある所正義あり! 天空よりの使者ケンリュウ、参上!」
「ほざけ! これだけの数をたった一人で相手しようってのかい? 今日がお前の年貢の納め時だよ!」
「一人とは心外だなぁ」
「おいら達も居るんだけどなぁ!」
今度は左右から声がした。すると回りに展開していたコマンダー達が次々となぎ倒されていくのだ。
「ジェット族最速の男、その名もブルージェット! 此処に推参!」
「そしておいらはドリル族一の怪力のロッドドリル様なんだなぁ!」
其処に居たのはジェット型のロボットとドリル型のロボットの二体であった。その二体が次々とコマンダーを蹴散らしているのだ。
「君は、あの時の!」
「また会ったな紅いロボット。今回も手を貸してやるぞ」
どうやらブルージェットとゲッターロボは面識があるようだ。どうやらギャンドラーは彼等に任せても大丈夫なようだ。残る問題は上空に居る機械獣だった。
「甲児君、聞こえるか! 今ジェットススクランダーの発射準備が整った。ぶっつけ本番でやるが大丈夫かい?」
「待ってま
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