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スーパーヒーロー戦記
第23話 紅い稲妻!空飛ぶマジンガーZ
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トが現れてきたのだ。
 一体はアフロダイに似た女性型ロボットであり、もう一体は何処か間抜け顔のロボットであった。

「な、何だあいつらは?」
「甲児君! 私達も一緒に戦うわ!」
「此処はこのボスボロット様に任せろってんだい!」

 聞き覚えのある声であった。一人は弓教授の娘のさやか。そしてもう一人は甲児と同じ学校に通っているボスとか言う学生であった。

「さ、さやかさんにボス! 何だいそのロボットは?」
「アフロダイAを戦闘用に改造したダイアナンAよ! これで私も戦闘に参加出来る様になったわ!」
「そしてこいつは俺様専用マシンのボスボロットよぉ!」
「そ、そうか…ありがたいぜ! サポート頼むぜ!」

 援護とは何よりも嬉しい事であった。これで多少は数を補う事が出来る。回りに散らばったギャンドラーのコマンダー達をダイアナンとボロットが倒していく。その間、マジンガーZはデビルサターン6の相手をしていた。隣ではゲッターがディオンドラと戦っている。

「いい加減諦めて帰れよ漫才野郎! てめぇの寒いギャグじゃ座布団1枚もこねぇぞ!」
「だぁほ! ワイの繊細なギャグはお前等みたいな田舎もんには分からんのや! わいの星じゃ毎回ギャグ言う度に座布団の山やでぇ!」
「へぇ、それじゃお前の星のギャグはよっぽど寒いんだろうな。今度見るときはホッカイロ必須だぜ!」
「じゃかぁしぃわい!」

 忽ち殴り合いになった。何ともアホらしい言い会いではあったがそれでもパワーは互角のようだ。
 その隣ではゲッターが両手にトマホークを持ちディオンドラの妖剣メドゥーサと対峙していた。

「ハハハッ、どうしたどうしたぁ? 噂のゲッターロボの力はこんなもんなのかいぃ?」
「舐めるな! 俺達三人の力を合わせればお前達悪党に負ける筈がない!」

 言葉と共に激しい打ち合いが展開していた。剣の腕を持つ竜馬でさえ目の前のディオンドラには苦戦を強いられていた。その上今のゲッターは飛行能力も変形機構も破壊されているのだ。
 そんな時だった。遥か上空から激しい爆撃が襲い掛かって来た。

「な、何だぁ!」
「ぐわっはっはっ! どうやらまだマジンガーは空を飛んでいないようだな! これは好都合! この飛行型機械獣軍団の前に露と消えるが良いわ、マジンガーZ!」

 其処に居たのは飛行要塞グールとその上で笑うブロッケン。更には大空を埋め尽くす程の飛行型機械獣軍団の姿であった。
 その全ての機械獣軍団から激しい爆撃が襲い掛かって来た。これでは攻撃している隙がない。

「何やよう分からんけどこれはチャンスや! 今の内にあの研究所ぶっ壊してお宝ガッポリいただきやでぇ!」
「その通りだよデビルサターン! 美味しい所だけいただくのが悪の常識って奴だからねぇ」

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