第23話 紅い稲妻!空飛ぶマジンガーZ
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たがそれを隼人が止めた。彼の顔は真剣そのものであった。決して遊び半分で言ってる訳ではないのだ。
「俺達にはまだやるべき事が多く残ってるんだ。こんなところで油を売ってる訳にはいかねぇ。それ位お前でも分かりきってることだろう?」
「あぁ、分かってる」
「だったら分かってる筈だ。どうする?」
「勿論やってやるぜ!」
甲児は隼人の挑戦を受ける事を決めた。此処でいたずらに時間を浪費しても結果は見えてる。ならば少しでも可能性のある事をするべきだ。
そうと決まれば早速甲児は格納庫に急いだ。パイルダーに乗り大空へと飛び立ちマジンガーとドッキングを果たした。
「甲児君、マジンガーに乗って一体何をするつもりだ?」
「これからマジンガーZと翼のドッキングをするんですよ!」
「何! そんな無茶な!」
通信を送ってきた弓教授は驚愕した。そんな事をしてもし失敗でもしたら人類はマジンガーZと言う存在を失う事となってしまう。それだけは避けたかったのだ。しかし、言った所で聞く人間ではない事は弓教授が一番良く知っている。
そして今度は三機のゲットマシンが飛び立った。
「聞こえるか甲児。今から俺達をマジンガーの翼と見立ててジャンプしろ! その間に研究所の方に翼の発進をスタンバイさせる」
「おう! やってやるぜ! そんな訳なんで弓教授、翼の準備をお願いします」
「止むを得んか。だが、これに失敗したらもうマジンガーは二度と空を飛べなくなる。それを心得て置くんだよ!」
「分かってますよ! それじゃ行くぜ!」
早速特訓が開始された。マジンガーの巨体が大空へジャンプする。狙いはイーグル号だ。しかしタイミングが早すぎたのかイーグル号はZの後ろに居た。
「タイミングが早すぎるぞ甲児君!」
「んなろぉ! も一回だ!」
再びジャンプする。今度はジャガー号に狙いを定める。今度は遅すぎた。Zの前にジャガー号が飛んでいる。
「今度は早すぎだ! タイミングを掴め!」
「今ので掴んださ! 今度は外さねぇ!」
三度目のジャンプをする。今度はベアー号だった。今度はタイミングバッチリだった。見事にベアー号にZの背中が合さる。
「やったじゃねぇか甲児!」
「へへ〜、これで何時でも合体可能だぜ! 弓教授、そろそろマジンガーZの翼を下さい!」
「待ってくれ甲児君。レーダーに反応があった。恐らくZの強化計画を聞きつけた機械獣だろう。それに発射にはまだ少し時間が掛かる」
「なぁんだ、今更機械獣なんざ目じゃねぇや! 叩きのめしてやらぁ!」
腕を鳴らしながら甲児は言い放つ。だが、弓教授の予想は大きく外れ、現れたのは初めて見る敵であった。
「ほぉう、あれが噂のマジンガーZって奴かい? あたしゃてっきりブリキの玩具かと思った
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