第21話 怪獣無法地帯
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た。更に言えば胸のカラータイマーも赤く点滅しだしている。もう余り時間がないのだ。
***
「このままではウルトラマンが…」
その頃、調査員と珍獣と共に避難をしていた本郷とダンであったが、ウルトラマンの窮地を察知したダンが振り返った。其処にはジュエルシードの影響により更にパワーアップしたレッドキングの前に苦戦を強いられるウルトラマンが居た。このままではウルトラマンが倒されてしまう。それだけは避けなければならない。
「本郷、君はその二人を連れて先に宿舎へ向ってくれ!」
「何だって! 君はどうするつもりだ?」
「僕の事は良い。急ぐんだ!」
ダンの顔には只ならぬ気が漂っていた。それを感じ取った本郷は頷きダンを残して歩き去って行った。ようやく一人になれたダンは懐からウルトラアイを取り出し装着する。
忽ち燃える赤色の姿をした巨人へと変貌しレッドキングの前に現れた。
(セブン!)
(すまない、遅くなった)
遅れた事を謝罪し、今度は二人でレッドキングに挑む。一方で、レッドキングと言えばウルトラマンが二体増えた所でお構いなしに自慢の豪腕を振るっている。
(セブン、あの腕は驚異的だ。気をつけろ)
(分かった。ならば光線で一気にケリをつけるぞ!)
セブンとマンが互いに頷き、その場で腕を構えた。
ウルトラマンは腕を十字に、セブンは腕をL字に構える。双方の光線が放たれてレッドキングに向っていく。が、やはり同じ結果であった。
光線が増えようともレッドキングの豪腕の前には脆くも消え去っていくだけだったのだ。
(何て強度だ! 私達の光線が全く通用しないなんて)
(このままでは不味い、何か手を打たなければ)
一瞬にして不利な状況に追い込まれてしまった。二人のウルトラマンが果敢に挑むもジュエルシードを取り込んだレッドキングはそんな二人のウルトラマンなど物ともせずに吹き飛ばす。圧倒的パワー。それこそがあのレッドキングの武器だったのだ。
***
「このままじゃ、ウルトラマンが負けちゃう。どうしたら良いの?」
なのはの前ではウルトラマンとウルトラセブンが苦戦を強いられていた。あのレッドキングはかなり強い。光線を跳ね除ける豪腕に圧倒的パワー。ウルトラマンが二人掛かりで掛かっても全く歯が立たない相手なのだ。
「あの力は多分ジュエルシードによるものだよ。だから封印してしまえばあの怪獣はエネルギーを失って自己崩壊する筈」
「本当! よぉし、それなら!」
「待って!」
レイジングハートを構えて怪獣に向っていこうとするなのはの肩をフェイトは掴んで引き止めた。
「何?」
「君一人の力じゃ結果は同じだよ。それ
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