第20話 スーパーロボット対決!マジンガーZ対キングジョー
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は無敵だ】
「キングジョー。それがそのロボットの名前なのか!」
【そうだ。スーパーロボットの名は我等キングジョーにこそ相応しい。それ以外のロボットがスーパーロボットを名乗るなど許さん。故に破壊する】
「ざけんじゃねぇ! そんな理由で俺達の星を侵略なんざさせっかよぉ!」
甲児が叫んだ。敵もスーパーロボット。こちらもスーパーロボット。スーパーロボット同士の戦いとも言えた。
【貴様等下等な地球人にその合金とエネルギーは惜しい。よって我々が頂く。同時にこの星もだ。この星は我等ぺダン星の前線基地として生まれ変わるのだ】
「冗談じゃねぇ! そんな事を俺達がさせるか! 必ず叩きのめしてやる!」
立ち上がりZがキングジョーに立ち向かう。いかに圧倒的なパワーがあっても何処か弱点がある筈だ。其処を突けばきっと勝てる。微かな希望を胸に甲児は立ち向かった。だが、その都度軽くあしらわれるかの様に投げ飛ばされるZ。その光景は見る者の胸を痛めつけるには充分過ぎる光景だった。
***
あのロボット…凄く強い。
目の前でマジンガーZが苦戦を強いられているキングジョーになのはが思った。今までマジンガーがあそこまで苦戦した事はない。そのマジンガーZが今あのキングジョーに苦しめられているのだ。
「助けなきゃ!」
「待て、何をする気だ?」
「甲児さんを助けるんです!」
「無茶だ。あのロボットの強さは君も知ってるだろう? 僕達の武器が通じる相手じゃない」
少年の言い分は正しかった。マジンガーの武器が通じない相手に自分たちの魔力が通じるとは考えられない。だが、だからと言ってこうして黙って見ている訳にはいかない。このままではマジンガーZが、そして甲児が危ない。
「私は行きます。通じなくたって、援護位は出来る筈です!」
「自分から死地に行くようなもんだ! 君は死にたいのか?」
少年の目はとても厳しかった。その年で幾多の辛い試練を乗り越えてきた事を安易に予想させられた。だが、だからと言ってなのはは引き下がらなかった。
「甲児さんは…甲児さんは私にとってもう一人のお兄ちゃんなんです! 絶対に死なせたくないんです!」
「……分かった。僕も手伝う」
根負けしたのか少年は頷く。それを聞いたなのはもニッと笑った。
「有難う。えぇっと…」
「クロノ。クロノ・ハラオウンだよ」
「私、高町なのはって言います。宜しくね、クロノ君」
「こっちこそ、行くよ! なのは」
二人はデバイスを手に飛び上がった。
無闇に攻撃してもあの装甲の前には無意味に終わる。となれば一点集中で脆い箇所を撃ち抜くしかない。しかし何処が脆い。
「必ず何処か弱点がある筈だ。其処に一点集中して放つしかな
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