第20話 スーパーロボット対決!マジンガーZ対キングジョー
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事が出来ない。それは即ちあの謎のロボットをマジンガーと自分たちだけでどうにかするしかないと言う事になる。
***
「マジーンGO!」
光子力研究所内に設置されていた排水用プールの水が無くなり底が開き、その中からマジンガーが姿を現す。
「パイルダーON!」
出てきたZの頭部にパイルダーがドッキングし甲児とZが一心同体になる。
「さぁ行くぞ! てめぇらにマジンガーZの強さを教えてやらぁ!」
勇み足でマジンガーが巨大ロボットの前に躍り出る。大きさの差は歴然であった。パッと見ても二倍近くはある。だが、大きさで闘いが決まる訳ではない。現に今までだってあれと同じ大きさの怪獣と戦ってきたのだ。今更自分より大きなロボットを相手にビビる事はない。
「これでも食らいやがれ!」
最初に右拳を巨大ロボットに放った。だが、Zの豪腕は巨大ロボットの分厚い胸板の前に防がれてしまった。恐ろしく硬い。殴った本人がそう思えた。
「だったら何度でも殴ってぶち破ってやらぁ!」
何度も何度もZは拳を放つ。だが、その都度Zの拳は巨大ロボットの分厚い装甲の前には無意味であった。幾ら殴っても傷一つつかない。
「か、かてぇ……何て野郎だ…だったら武器を使うまでだ!」
一旦ロボットから距離を離し、甲児はスイッチを押した。
Zの両目が光り輝き光線が発射された。光子力ビームだ。そのビームが巨大ロボットに向って走る。
その時、巨大ロボットの周囲に稲妻に良く似た現象が起こる。その現象がZの放った光子力ビームを弾いた。
「くそっ、バリアーか!」
甲児が毒づいた。ビーム兵器は効き目が薄いようだ。だったら高熱で溶かすまで。
Zの胸から熱線が放たれた。ブレストファイヤーだ。しかし、その熱線もまた巨大ロボットの前に無意味に終わった。何てことだ。このロボットにはマジンガーの武器が通用しない。恐らくあのロボットにはルストハリケーンも無駄だろう。だが、諦める訳にはいかない。自分が諦めたら光子力研究所が破壊されてしまう。それだけは何としても阻止しなければならない。
最早やけっぱちにもZが巨大ロボットに掴み掛かった。今度は巨大ロボットがその大きな手を振るってきた。互いの手がぶつかり合いレスリングのつかみ合いの様な形になる。
「んがぁ……凄いパワーだ……マジンガーが押されてる」
徐々に後ろに下がるマジンガーZ。信じられなかった。おじいちゃんの作ったマジンガーは無敵だ。どんな相手にだって負けない。だが、そのマジンガーZが今目の前に現れた巨大ロボットの前に手も足も出ない状態だったのだ。
【フハハハ、無駄な事は止めろ地球人。我等ぺダン星人の誇るスーパーロボット。キングジョー
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