第20話 スーパーロボット対決!マジンガーZ対キングジョー
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憎らしく見えた。
「ど、ドロシーさん、何でこんな事をするんですか!」
「彼女はドロシー・アンダーソンじゃない。偽者だ!」
「え?」
少年が言う。ドロシー・アンダーソンは偽者? では彼女は一体何者なのか?
「まさか貴方がこんな所に来るなんて予想外だったわ。後少しで光子力エネルギーと超合金Zを手に入れられたのに。そうすれば私達ぺダン星人のスーパーロボットはもっと強くなれた筈なのよ」
「ぺ、ぺダン星人?」
「ウフフ、お嬢さん。貴方には本当に感謝しているわ。貴方のお陰で邪魔な執務官さんを葬れるんだから」
まんまと騙された。今の状態では二人共デバイスを構えるには時間が掛かる。その頃には彼女の持っている光線銃が火を噴き、二人は殺されるだろう。どうする事も出来なかった。
その時、突如突風が巻き起こった。上空に居たパイルダーが風を巻き上げて降りてきたのだ。その突風がドロシーの視界を塞ぐ。
「今だ!」
その隙を突き少年はなのはから離れてデバイスを構えてドロシー・アンダーソンを撃ち抜いた。ドロシーの胴体に野球ボール位の大きさの風穴が開く。その箇所から見えたのはバチバチと火花を散らす機械の部分であった。やはりそうだった。彼女は偽者だったのだ。
「なのは、大丈夫か?」
ドロシー・アンダーソンが倒れたとほぼ同時に甲児がパイルダーから降りて来てなのはと少年の下へやってきた。そして、倒れたドロシーを見た。
「こいつは…ロボット?」
「甲児さん、それはぺダン星人が連れて来た偽者なんです!」
「なんだって!」
甲児は驚愕した。なんてこった! 結局ドロシーまでもがやられてしまったというのか。だが、其処で問題が生じた。では隣に居る少年は何者なのか?
「君は一体何者なんだ?」
「僕は……あ!」
少年は空を見た。其処には4機の円盤が飛来していた。今まで科学者達を殺してきた円盤であった。その円盤が一つに合さると、何と一体のロボットとなったのだ。身長は約40メートルはある。巨大なロボットだった。
「野郎! 光子力研究所を怖そうったってそうはいかねぇ! なのははアースラに連絡を入れてくれ。俺はマジンガーであいつを叩き潰す!」
「気をつけて下さいね。甲児さん」
「おう!」
甲児はなのはと少年に向かいグッと親指を立てる。そしてパイルダーに乗り込み急ぎ研究所へ向った。
なのはは甲児に言われた通りアースラに向い通信を行おうとした。だが、通信しようとした際に耳に聞こえてきたのは耳障りな雑音だけであった。
「あれ? 通信が出来ない! 何で?」
「あのロボットから妨害電波が発せられてるんだ。あのロボットをどうにかしない限り通信は出来ない」
してやられた。これではアースラに救援を頼む
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